無所属少年時代 #49 vs狂気マコト(自転車レース編) | 鈴木篠千のゲームと釣りと少年時代の話。

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レトロゲーム攻略、釣りと少年時代の思い出の話です。

毎日では無いですが、PM10~11:00に1~3本の記事をアップする予定。

ルール
①高額ソフトはやらない
②攻略本などは見ない。
③地元(浜松)で釣る。
④少年時代(無所属)の話。
(詳細はプロフィールで)

“マコト”(仮名)という同級生がいた。


彼は“イケてるグループ”所属で、かなり男前だった。

俺と彼は高校生になっても仲良く、時々遊んでいた。


男前で、一見、優男に見えるマコトだが、実は非常に“S気”あんぐりあんぐりあんぐりの強い性格をしていた。


彼の狂気の性質を書こう。



彼は自転車🚲️で走るのが得意だった。

他人と自転車で走り、勝つのが得意なのだ。


彼のやり方は実に“エグかった💦”


走行中の自転車の横(主に右側)に来て、ハンドルのブレーキを勝手に引くのだ雷

これはかなり危険だ。狂気魂とも言える。


俺は何度か、彼と競争していきなり前ブレーキを引かれ、激しく転ぶ瞬間を見ている。


大人しそうな顔真顔して、彼は平然とやった。“サダヒト”(仮名)とはまた別の狂気さを感じたガーンガーンガーン


あれは夏休みの最後の日。

複数のグループと遊び、「自転車🚲️でレースしようぜ?」という流れになった。


場所は今の美薗中央公園。

その当時(90年初頭)はまだ公園ではなく、雑木林に畦道が走り、その真ん中がレース場のように拓けていた。俺達はそこで度々と自転車レースをした。


「やろうぜ♪」という中に、マコトがいた。


俺は、彼に最大限の注意を払った。

あの“ブレーキ止め”を怖れたからだ。下手すると大怪我になる。

俺は勝負度外視で、マコトだけには近付かない事を密かに決めていた。


で、スタート地点。俺は右端を選び、スタートライン右端に位置取した。自転車🚲️の前ブレーキはハンドルの右にあるので、マコトを右側に来させなければ、引かれることを防げる。さらにマコトの前に出なければ、右側に回られる心配もない。


マコトは俺の後方にいた。

内心(ヤバガーン)とは思っていたが、右(前ブレーキ側)に来させなければ良い。

俺はマコトを完全封鎖しようと思っていた。


(…この位置なら大丈夫だなニヤリニヤリニヤリ


俺は最初からレースを“捨てて”いて、平穏無事にレースが終わることだけを考えていた。

ミッチー(あだ名)などは、自慢の“ロードスター”🚲️(懐)に跨がり、意気込んでいた。


レースがスタート。

俺はひたすらマコトだけに注意を払っていた。


開始直後、彼は俺を左か抜いて前に出た自転車自転車


これは作戦通り。

マコトが後ろからいなくなれば、右(前ブレーキ)を止められる事はない。


セーフティだ😵💨


…それがいけなかったガーン


俺は左に来た“シンゴ”(あだ名)🚲️に全く意識を払っていなかった。


そして、マコトがペースダウンした。

(…あぁ、“やる気”だな?)と思った。激しく先頭争いをするマコトは先頭の誰かの右側に迫り、“前ブレーキ止め”をやる気だと思った。

俺の右側はコース脇だ。これ以上右には寄れない。

ペースダウンしたマコトに合わせ、俺もスピードダウンし、思わず左側に寄った。

そこにはシンゴがいた。


「てめえ、何だよ💢 邪魔だ!」

俺はコイツが嫌いだが、シンゴも俺など小馬鹿にしていたので、突如“斜行”してきた俺にキレた。


だが、俺にはシンゴの事などどうでも良かった。

とにかくマコトに近付きたくない。

俺は自転車🚲️をさらに左に寄せた。

俺のペダルとシンゴのペダルが当たりそうになった。

これはこれで大怪我になりそうな展開だ。

慌てたシンゴが右足で斜行してくる俺の自転車後部の荷台(?)付近を蹴った。


俺はそこで初めて自分がシンゴの走行を妨害していることに気が付いた。


だが、遅すぎたアセアセ

そして、そこはカーブだった。

シンゴの馬鹿に蹴られた俺はフラつきコースアウト。

草むらに突っ込んだアセアセ


そこには大きな石があり、それに前タイヤがぶつかった!

俺はそのまま自転車ごと一回転して、顔から草むらに落ちた💦💦💦


今から考えたら相当危ない瞬間だったが、走る仲間は笑いながら爆笑爆笑爆笑、レースはそのまま続行自転車自転車自転車


俺は口の端から血🩸を流して立ち上がった。

確か、“ごっち”“川ちゃん”「大丈夫かー?」と心配してくれたのを覚えているが、他の連中には「誰に殴られたんだ(笑)」と笑われた。

もちろんマコトにも。


俺は、蹴ったシンゴを激しく非難したが、シンゴは「お前がいきなり(自転車を)寄せてくるからだろ💢」と取り合わなかった。(その通りだ)


そのやり取りをマコトが笑いながら眺めていた。

俺は内心(…お前のせいなのに)と思っていたが、俺が一方的にマコトを恐れていただけなので、抗議できなかった。(そして、シンゴが嫌いだった…)


マコトはそんな性質(?)があったが、俺達は同じ高校に進み、それなりに仲が良かった。

“イケてるグループ”のマコトだが、俺とは気軽に話してきたし、高3で同じクラスになったりすると遊んだりした。


だが、彼の“本質”を知る俺はいつも用心していた。(おかしな事はなかったが…)


大学生の頃、浜松に帰省した時に飲んだ🍶思い出がある。基本的には優しく、良い奴だ。


彼は俺が病気になった後に、一度だけ連絡をくれたが、俺の現状を告げてからは疎遠になっている💦