無所属少年時代 #45 タカさん(ドンジャラ編) | 鈴木篠千のゲームと釣りと少年時代の話。

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レトロゲーム攻略、釣りと少年時代の思い出の話です。

毎日では無いですが、PM10~11:00に1~3本の記事をアップする予定。

ルール
①高額ソフトはやらない
②攻略本などは見ない。
③地元(浜松)で釣る。
④少年時代(無所属)の話。
(詳細はプロフィールで)

俺の子供の頃の話にあまり上級生が出てこない。

思い出すのは、“ともサン”、“テン君”(全員あだ名)ぐらいか?


子供の頃の俺があまり上級生と仲良くなかったからだったからだ。

ともサンはともかく、テン君(のクソ野郎)などは近所ながら、今も顔も見たくないほど大嫌いだ。


俺の知る上級生はどれも嫌な思い出しかない。

偉そうで、年上というだけで威張り、何の役にも立たない、そんなイメージしかない。


俺が慕っていた上級生はともサンとシンタロウさん(仮名)だ。

シンタロウさんはミッチー(あだ名)の従兄弟パンタだった。

俺がミッチーらと遊ぶとよく仲間の中にいた。

そして、何故か、俺に優しかった。


俺が上級生という“生き物”に感じていた印象は、「常に偉そう」という事だった。

本人らには言えないが、やたらと指図してきて、“早く生まれた”というだけで、威張っている。こちらにやたらと言ってくる。

そんな迷惑な存在だ、というイメージだ。


だから、シンタロウさんなど(ともサンも)のように優しく接してくれる“お兄さん”が嬉しかった。


なので“無所属”になってもあまり関わらなかったし、俺たちの学校では、何となく“同級生同士で繋がる”という習性があり、同級生とばかり遊んでいた連中が多かった。


オオカミ🐺軍団に加わっていのも、彼らの仲間に上級生がいなかったからだ。


『公正世界』の話と繋がると思うが、仲間内に年上の人物がいると、どうしても上下関係が生まれる。何となく従わないといけないような雰囲気が生まれる。皆、それを嫌かったのではないか。ただでさえ、仲間内で上下関係があるのに、そこに“年上”という“アドバンテージ”を持つヤツがいるのは、扱いにくい。


逆に上級生とばかり遊んでいたヤツもいたな。(俺もともサンなどと遊んでいたから、そうかも?)


社会に出たら、“一つ歳上”というだけでは特に何の尊敬もない。

しかし、小学校という空間では、それは結構な“差”なる。


俺は無所属ながら、年上のグループには加わったりしなかったか?



…いや、思い出したびっくりびっくりびっくり


サッカー部の先輩にタカさん(あだ名)という人、一つ年上のお兄さんがいた。

明るく、下ネタばかり言い、運動が得意(特にサッカー⚽)な人だった。

友達も多く、よく仲間とサッカーとかしたりして遊んでいた 。

そして、俺もそれに加わった。

同じサッカー部で仲良くなり、俺を遊びに誘ってきた。

(そして、この中にはたまに“カガリ”と“サダヒト”がいた…)


タカさんは俺に優しくはなかったが、何故か、俺はその誘いに乗った。

タカさんのグループは当然、年上の者ばかりだった。


だが、俺にはそれが気にならなかった。皆、タカさん同様、シンタロウさんのようには優しくはなかったが、特に気にならなかった。


そこは無所属の“強み”だ。

(別に嫌な事あれば、もうここ(タカさんグループ)に来なければ良いか…)と思っていた知らんぷり知らんぷり知らんぷり


タカさんは他にも俺をドンジャラ(懐)とかにも俺を誘ってくれた。 

俺を仲間(子分)と思っていたのか。

タカさんはドンジャラでよくイカサマっぽい事をして、ふざけたりした。



上矢印これはドラえもんのドンジャラ

タカさんが持っていたのは『キン肉マン』で、俺は『オバケのQ太郎』を持っていた。


“捨て牌”をもう一度“交換”できる“交換牌”を複数隠し持ち、それを度々と利用した。

俺はこれに何度もやられ、その度に大笑い🤣🤣🤣した。

タカさんは不思議な人で、悪い事をしても何故かコミカルオエーオエーオエーに見える人だった。

“親分肌”というか、親しみやすいお兄さんだった。


ドンジャラしながら、いろんな話をして俺などを笑わせてくれた。

遠足で犬に噛まれた話🤣

雨の日に、ドブにハマった話🤣

学校の保険室で誤って、知らない女の子の寝ているベッドに侵入した話🤣


今、思い出しても笑い😂😂😂込み上げてくる。

タカさんは面白く、楽しい人で話が上手かった。


またドンジャラも上手く、上位の“手”(役満?)をたまに出したりして俺達を驚かせた。

タカさんは高目の手が出来出すと、途端に静かになるので“丸分かり”だった。🀄🀄🀄

そこも面白かった🤣


だが、俺は次第にこのグループと遊ばなくなり、五年生の後半には完全に“離れた”。


それでも放課後のサッカー部ではタカさん(六年生)とは仲良くしていたし、やはり慕ったりした。


要するに、俺は自分の都合良くタカさんを“利用していた”のだろう。

我ながら狡いなぁ、とは思うが、実のところタカさんとの想い出は楽しい印象しかない。

タカさんも俺の事など特に気にしてないと思う。

同じ中学に進んだが、その後は他の連中同様、あまり話さなくなった。


もし、あの時タカさんのグループに加わっていたら、俺の残りの小学生生活は少し変わっていたかもしれない。

タカさんのグループは、そこまで“強かった”わけではなかったと思うが、俺は“下層グループ”ではなくなっていたかも。

しかし、そこ(タカさんグループ)は決して心地の良い居場所ではなかった。


人生には“もし”、“ならば…”があるが、その岐路がここにあったのかもしれない。


俺がタカさんグループに加入しなかったのは、サッカーの同級生“てる”、“たつみち”らと仲良くなり、そのグループに入るからだ…。