無所属少年時代 #37 駄菓子慕情(自販機16連打事件) | 鈴木篠千のゲームと釣りと少年時代の話。

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レトロゲーム攻略、釣りと少年時代の思い出の話です。

毎日では無いですが、PM10~11:00に1~3本の記事をアップする予定。

ルール
①高額ソフトはやらない
②攻略本などは見ない。
③地元(浜松)で釣る。
④少年時代(無所属)の話。
(詳細はプロフィールで)

最近、駄菓子の値上げの話題を知った。



チロルチョコ、値上げしたなぁ。俺が中学生の頃だったかな?

今年の春にも、


あのうまい棒が値上げ。

チロルチョコうまい棒…。
俺の“無所属時代”を彩った駄菓子だ。
チロルチョコが10円(当時)
うまい棒10円(当時)
これを二個ずつ購入してもわずか40円コインたち
小遣いの少ない俺には、安上がりな“駄菓子屋”メニューだった。
よく食べたなぁ~。

例の“財テク”をしていた俺には、友人と駄菓子屋に行き、これらを買う事でそれなりに対等に付き合えていた気がする(見栄っ張り)

駄菓子屋は、子供の社交場だった。

小4で“無所属”だった俺は1人で行動しつつ、駄菓子屋に立ち寄り、学校の誰かに出会い、そのまま遊ぶという流れになることがよくあった。

それで、(コイツ、嫌だな…)と思う奴が来ると、そのまま駄菓子屋からそっと立ち去ったりしていた。

あまり仲良くは無かった上級生と駄菓子屋の軒先で馬鹿話をしたりもした。
そうした場所だった。

今、実家の近所にあった駄菓子屋も気付いたら閉店してしまっている💧💧💧
…今の子供はどうしてんだろ?
どこかで駄菓子を買って、下らない話や先生の悪口、学校の噂話とかしてんのかな?

それも“コロナ”で外自体出なくなったか?
コンビニ🏪とかに集まってんのか?(見たこと無いが)


駄菓子屋では無いが、俺の小学校を少し西にスーパーがある(今も何とか営業中…)

ある日、“テル”(あだ名)と遊んでいた俺たちは、このスーパーに立ち寄った。
普段、俺達が行く駄菓子屋はテルの自宅の西側。俺達の学区のギリギリにあり、その日はたまたまそのスーパーに来た。(と思う)
それは、とても小さな地元密着型のスーパーで、駄菓子もたくさん置いていた。
俺達は、駄菓子を買って店先で話していた笑い
親友の“ミッチー”(あだ名)はいなかった。

誰かが(忘れた…)、そばにあった自動販売機でジュースジュースを買った。
で、ふざけて購入したジュースのボタンを連打ハッした。
「16連射!」などと高橋名人のマネをしたのだ。

すると、何と自販機が“故障”し、ジュースが大量に出てきたのだ!!
俺達は驚愕した。
どう見ても、100円で複数本出てきたとしか思えなかったのだ。
「やったぁ!」😃😃😃
俺達は喜んだ。そして「自販機ってボタン連打したらジュース大量に出るんだ!?」と思った。

…そんなわけがあるはずがない。単なる故障だ。

1人冷静なテルが、その事を指摘し、店の人に知らせた。(偉い)

だが、この事を我々の中では“自販機16連打事件”と言われ、その後、自販機で缶ジュースを買うと、必ずボタンを連打するようになる。
※真似しちゃダメだよ。

今から思い出すと、不思議な事がある。
缶ジュースが出てきた事ではない。
“我々”と書いたが、俺は前述している通り“無所属”だった。
この日、たまたまテルと遊んでいただけで、そこにいた同級生と仲良くはなかった。
だが、大量に溢れだした缶に我々は興奮し、大笑いした。
この時の中には、あまり仲良くなかったり、後々には喧嘩する奴もいた。
そういう奴等だった。仲間、我々というのは少しおかしい。

それが缶ジュースがたくさん出てきただけで、仲良くなってしまった。
確か、次の日も同じメンバーでスーパーの前に集まったりした。
自販機には『故障中』の貼り紙がしてあったガーン
“俺達”はさらに盛り上がった(バカ)

駄菓子屋とは不思議だ。
誰でも仲良くなってしまう。
これは駄菓子屋(スーパー)の“魔力”か?

それが今は少し懐かしい…。