今回挑戦した、

『simpleシリーズ 登山RPG』
以前から気になっていた"simpleシリーズ"だったこともあり、また"simple"という冠から『軽くクリアだ…』とタカを括っていた。
実際は…、
『不死身か?』と思える強さ。
(エベレスト山脈はある意味、不死身だが…)
…だが、
よく考えてみたら、このゲームに出てくる敵は、果たして"敵"か?
凍った死体💀
それは自然界にあるものでは?
(凍った死体は無いか?)
このゲームをやりだした時、


昔、北海道で野生の熊🐻が人を襲った話を観た。
ある動物研究者が言った。
「熊が人を襲うのは、熊に責任は無い。熊のいる"テリトリー"に人間が入る、もしくは、熊が移動する場所に人間がいるだけだ。彼ら(熊)はそれに驚いたり、怒ったりしているだけ。人間が近付かなければ熊は襲ってこない」
それを聞いて、凄く納得した。
「熊に襲われた!」は熊側からしたら『人間がここまで来た!』でしかない。
そこには、人間の自然に対する尊敬が無い。
いや、地球上に生きる人間以外の生命に対する怖さ(=畏敬)の念が抜け落ちている。
風も、霧も、クレパス(裂け目)も、雪男(?)も、やはり山に住む生命(…凍った死体は?)であり、我々(登山家)が彼らの"居住地"に勝手に"上がり込んで"いるに過ぎない。
そこに、人間以外の生命への畏敬はあったか?

登山家が山へ向かうのは、
『登山家だから…』だ。
険しく、怖く、強い生命に対する"畏敬"なのだ。
それを持ち合わせていないと、このゲームの中の自然は、単なる"敵"になってしまう。
彼らは敵ではない。
そこにある自然なのだ。恐れるべきだ。