水素原子2個と酸素原子1個で構成される水は、氷の状態では形があり、手で持つことができます。水の状態では形を持たず、手でつかむことはできません。 水蒸気ともなれば、空気中にただよっていて目にも見えません。水は、温度により姿を変えることのできるとても不思議な物質です。

剣豪の宮本武蔵は、「水のごとくあれ」と言いました。映画俳優のブルースリーは「水になれ」と言いました。

液体の状態だと、硬くも柔らかくも振る舞い、勢いよく吹き付ければ石を切ることもでき、風呂で私たちの体を優しく包むことも、汚れを清めることもできます。何より、人間の体の半分以上を形成していて、生物にとって最も重要な物質です。

また、石は宇宙的な長い歴史を持った硬い物質ですが、水は、長い時間を掛けてそれを削り、平たい石を作ります。そして、私たちは水切り遊びをするため、それを意識的に選択し、うひょひょ石を探します。石と水と空気と人、そこに水切り現象が生まれます。それを美しいと言う人達が増え続けています。それは自然現象ですが、私達が忘れかけている自然と言う環境に、目を向けるきっかけになると思います。続く・・・