いつものクリニックで内視鏡検査の予約を取ったのですが、そのクリニックは市の健康診断などで利用する人が多いせいか、予約が一ヵ月以上先にしかとれず、8月中旬の検査になってしまいました。そのことを家に帰って妻に話すと、「とんでもない」と怒り出して、別の内視鏡専門のクリニックで予定を聞いてすぐに検査できることを確認すると、翌日に受診し、次の金曜日の検査が決まりました。検査後は1週間程度はお酒が飲めないとか、制約があったのですが、元々の予定に影響せずに予約が取れて、安心しました。この時は、ポリープでもいくつかあって、それを取ればおしまいだろう、くらいに考えていたのですが、振り返れば、約一ヵ月、短縮できたことで、癌だとわかってから手術までの流れがスムーズになり、比較的スケジュールに余裕をもって手術に臨めたので、妻の行動に感謝です。
検査の日は前日の夜から絶食で、朝から下剤を飲んで腸管洗浄剤を飲み続けないといけないので、休暇を取ることに。術後は鎮痛剤の影響で車の運転ができないということで、バスに乗ってクリニックがある駅まで向かいました。予約の時間に着くとすぐに検査着に着替え、点滴の準備。時間になって施術台に横になり、鎮痛剤の投与が始まると、すぐに気を失い、次に意識が戻った時は施術の終わる直前でした。
この後の手術でも感じたのですが、どうも僕は麻酔薬が利きにくい、というか、覚めやすい体質なようで、施術中に完全に知覚が戻ってしまい、気付くと腹部に激しい痛みを感じていました。すぐに終わったので、痛みを感じたのはとても短い時間でしたが、鎮痛剤を投与していなければとても耐えられないだろうと思われる痛みでした。その後しばらく安静に過ごした後、着替えて、説明を聞くわけですが、途中で鎮痛剤が切れるくらいなので、ふらついたりすることも一切なく、すぐに体は元に戻りました。
そして、医師から、予想もしていなかった説明を受けます。まず、ポリープがたくさんあって、ほぼ取ったが、一部取り切れなかった事。そして、見た目的に触らない方が良さそうなポリープがあったので、組織をとって生検を行うが、「悪性」の可能性がある事。という事です。詳しい説明は受けていないのですが、もらった報告書によれば、この「触らない方が良さそうなポリープ」は「IIa型表面隆起型」かつ「Ⅱc表面陥凹型」が組み合わさったもので、一般的な「隆起型」のポリープと比べると見落としやすかったり、癌の進行に気付きにくかったりと、わりと質が悪いものらしく、後で知り合いの看護師さんから言われたのは、「よく最初に見つけてくれた」、ということでした。とは言え、この時点では、仮に癌だったとしてもサイズが小さいので、そんな大ごとにはならないのでは、と、どこか楽観しているところがまだありました。
下剤と腸管洗浄剤は辛い?
ちょうど1年前に妻が下腹部の痛みから大腸内視鏡検査を受けていたのですが、実はこの時に妻が腸管洗浄剤を飲めなくて大騒ぎをしていたので、不安だったのですが、いざ自分で体験してみると、それほどつらいという事はありませんでした。とは言え、腸管洗浄剤の味は濃縮したスポーツドリンクのような味で、体が「これは良くないものだから飲むな」と反応している気がするし、後は、けっこうな長時間にわたって、飲む量を気にしながら過ごさなければいけないのが難しかったです。あとは強制的に下痢をさせているわけですが、これはウィルス性の胃腸炎にかかった時に比べれば辛くないし、僕の場合は妻が大騒ぎしたのを考えると、そこまで辛くは無かったです。この後、3週間後にまた検査を受ける事になるわけですが、その時はもう「慣れた」、という感じでした。

