こんにちは!

日本の関係会社(商社)とフランスの子会社で、ちょっとした揉め事があり、会議を行った。

この件に関して、私は直接関与していないので、第三者目線で会議に参加した。
この揉め事、双方に問題があり、100%どっちが悪いと言うことではないのだが、

日本の関係会社(商社)の言い分として、
「5月3日のメールで、納期を連絡してと言っているのに、回答が来たのが3週間後で、船便が通常よりも時間がかかっている。紅海の問題で船便が遅れるのなら、察して早めに教えてほしかった。」
とのコメントがあった。

会議を聞きながら、私は
「そもそも国際物流担当の商社が、紅海の問題を知らないはずがないよね」
「3週間回答しなかったのは、フランス人の担当者が5/1~12まで連休を取得したのだろう。」
「日本もGWがあるから、フォロー出来なかったのだろう。」
「フランス人に、察しろは無理だろ。」
などと、色々なことを考えた。



「察する」
素晴らしい言葉!
でも、日本でしか通じない。

日本人以外に「察する」など期待してはいけない。
特にフランス人に「察してくれ」は、悲しくなるだけだ。

言いたい気持ちは、理解するが、残念ながら「甘い」。
とても海外と20年以上やり取りしている人の言葉とは思えない。

海外で「察する」、「相手に期待する」、「良いサービスを期待する」、
そんなことを考えていると「悲しくなるだけだ」
期待してはいけない。

そして、日本での当たり前が、海外では凄い事と思わなければならない。