こんにちは!
先週末、家の近くのマルシェ(露天市場)に買い物に行った。
フランスのマルシェには、魚屋、肉屋、八百屋等色々とあるのだが、
私が行く魚屋では、この時期 ミナミマグロ(Thon Rouge)がトロ付きで売られる。
そんなフランスの魚屋。
日本と異なり、マグロは日本のように部位ごとに柵取りせず、輪切りカットされ、
尾の部分もカマの部分も全て同じ値段で売られる。
綺麗なマグロだったので、いつものように輪切りで買おうと思ったが、
今回ダメもとで、魚屋のお姉さんに
「輪切りではなく、この部分を柵切りでもらえますか?」と聞いてみた。
おそらく今までそんなことを言うお客がいなかったのか?
お姉さんは、一瞬「え!」と変な目線になったものの、店主の男性に相談。
(優しい!)
そして、店主の男性が近寄って来て
店主:「柵取り部分、全部買うのだったら良いよ」
との嬉しいお言葉。
大トロ、中トロを赤身と同じ値段(5.29€≒ 870円/100g)で購入した。
フランス人はトロと赤身を分けないが、日本人の私としては非常に嬉しい。
考えれば、これも価値観の違い、異文化コミュニケーション
フランスに住んで5年、言いたいことを言える度胸がついたと感じる買い物となった。
随分と厚かましくなった自分をほめてやりたい。
P.S. マグロは部位を分け、握り寿司としてみんなで美味しく頂きました。
買ってきたマグロ(580g)