こんにちは、


先日、友人と5人で鴨肉専門店に行った。


フランスと言えば、鴨肉、フォアグラは有名!
今回、鴨の心臓、フォアグラテリーヌ、鴨肉のたたき、鴨肉のロースト、フォアグラソテーと鴨三昧を頂いた。
鴨肉と言うことで、お値段が高いのかと思ったが、フランスにしては安く嬉しい。


また、料理もさることながら、このお店はカクテル含めお酒が豊富。

ヴィンテージワインも多くあった。

普段ヴィンテージワインを飲む機会がない私。

折角なのでと、皆さんの了解を得て店員さんお勧めの1990年 Chateau Corbinをチョイス。
ちなみにお値段は96€(15700円くらい)。
高いと思うか?安いと思うか?は、飲んだ後の感想で推測ください。

まず、ワインオープナーもいつものソムリエナイフと違う!
プロング式ワインオープナーと言うらしい。


そして、開栓後のコルク。流石に酒石酸の付着が多い。(写真奥は鴨のロースト)


肝心のワイン。

注がれた直後は、いつものワインと違い、色味が少ない。

なるほど、これが有名なヴィンテージワインの透明感か?
店員さんに10分は待つように言われ、待つこと10分。

ドンドン酸化し、赤みが増す。まさに自然科学の奥深さ!
34年静かに待っていたワインが、今ここで思うがままに酸素を吸収する。

待っている間、一緒に呑んでいたこちらの女性(34年前は生まれる前)が、
「34年前なにをしてましたか?」と良い質問。

その場で聞いて、天才的と思った。素晴らしい!

 

ただ自分の事しか考えれず、

みんなにこの質問の答えを聞かなかったことを、翌日に後悔。

とき既に遅し!

次回、聞いてみよう。


それでも、自己中な私。ただひたすら自分自身を振り返る。

 

34年前は中学2年生。
福岡の片田舎(鉄鋼の町)で卓球ばっかりやっていた。

でも、それが全てで楽しかった!

実業団に入って、これを仕事にしたいなーと思っていた。
実際、弱小実業団に入った。と言うか、僕が入社して出来た。


その後、34年間を振り返りながらワインを飲む。
中学生の自分が、今の自分を見てどう思うのだろうか?
「頑張ったな」と、褒めてくれたような気もするし、
「もっと頑張れ」と、励ますような気もする。

飲みながら、頭の中で様々な自答が木霊する。非常に楽しい!

多分、はしゃぎすぎているだろう。


34年の月日を感じるのは、こういう事か?

このワインの生産者も生きているのだろうか?

1990年に作ったときには、34年後に日本人に飲まれるとは予想してないだろう!
などと、他愛もないことを考える。

ビンテージワイン、味もさることながら、時間を感じ、時を振り返る貴重な経験。
折角フランスにいるので、味合わない手はない。

この店は、月1来ても良いかもしれない。

Mさん、お店を教えてくれてありがとう。