こんにちは。

 

駐在もあっという間に13年8ヶ月を過ぎた。

 

海外で生活するには、語学力はもちろんだが、日本人にとっては異文化コミュニケーションの理解が必要だと、私は経験から感じている。

 

この必要性は、住む国によっても変わる。

アジア圏では、日本人に対するリスペクトや文化の類似性があるので、それほど必要ではないかもしれない。

 

しかし、欧州では、日本人に対するリスペクトは少なく、文化の違いも多いので、必要だと思う。 特に、私が今住んでいるフランスは、アンチテーゼなど、日本文化とはかけ離れた点が多く、ハードルが高いと感じる。

 

日本は他国からほとんど侵略されたことがなく、島国であるために外国人の居住も少ない。その結果、単一民族性が高く、異文化への適応力が低いのだ。

 

だからこそ、日本人は異文化コミュニケーションを学ぶべきなのだが、語学力にばかり目が行ってしまい、異文化コミュニケーションについて無知なまま海外で生活する人が多いと思う。

 

若い人は適応力が高いので、異文化コミュニケーションを意識しなくても問題ないかもしれないが、35歳以上の人が海外で生活するなら、語学力だけでなく、異文化コミュニケーションも学んでおいた方がいい。

「異文化とはこんなものだ」と客観的に見ることができれば、生活にも馴染みやすくなると思う。