海外生活が長いと日本社会は完璧を求めすぎているのではないかと思う時がある。
日本は、本当に便利で、ミスが少ない。
逆に言うと、便利すぎているため、便利であることが当然になっており、サービスに対する要求レベルが高く、ミスについて厳しい。
ほとんどの日本人が海外駐在となった際、日本と同じことを無意識のうちに求めてしまい、思った通りにならないために、苛立ちを覚えてしまう。
逆に言うと諸外国の人は、間違いに慣れていて、はじめから要求低いレベルが低い。
フランス人は、ちょっとしたことで、
「パーフェ(完璧)」「スーパー(素晴らしい)」
を連呼する。
例えば、
小さなお皿を3つもらえる? → 店員がお皿を持って来ると →「スーパー」「パーフェ」と初めに言い、その後に「ありがとう(メルシー)」を付け加える。
店員が味はどうと聞くと→「スーパー」「パーフェ」
これだけ、連呼されれば、店員さんの頭は快楽物質でいっぱいだろう。
ちなみに、わたしもフランスに来た当初、無意識のうちに日本と同じレベルを求めていて、苛立ったりしていた。
ただ、友達Aさん(旦那さんはスイス人)とスイスで話した際、
私: 「こっち疲れない」
友達A:「私、求めることを止めましたから、大丈夫です」
「日本と同じ事、求めたら疲れますよね」
私: 「なるほど」
と、無意識のうちに日本と同じレベルを要求している、自分に気がつき、反省した。
日本は便利で完璧、折角なのでこれをサービスとしてお金に換算するか?
諸外国くらい完璧を求めないなどにしてみては、どうだろうか?
みなさんは、どう思いますか?