ご存じの人も多いと思いますが、日本の労働生産性は効率が悪いです。

 

今でこそ、残業削減など言われ出していますが、私は近い将来週休3日に間違いなくなると思っています。

 

特に、単純労働の多い製造業は給与もさることながら、週休3日制にしないと製造業で働く人すらいなくなるのではないかと思っております。

 

参考までに、韓国、中国、東南アジアは日本よりは労働生産性がマシですが、それでも世界的にみると日本に近い感覚があり、日本的な考えでも対応できます。

しかしながら、欧州では日本的な考えが全く通じません。

 

それを知らない日系企業は本社や古い考えを持った日本人駐在員からは、日本が1番と考え、同じようにすべく非効率な指示や依頼が来るので、いつも日本向け建前と非効率とのジレンマに陥ります。

 

私が、働いているフランスでは基本的に共働きなこともあり、一般企業は週35時間勤務です。

祝日は年10日あり、フランスの現地法人では40日/年の年休が付与され、完全消化が求められます。余った年休は、その年度末に会社が買い上げます。このため、実質の労働時間は1575時間です。

 

実際、公立の学校は水曜日が休みと言うこともあり、多くのフランス人は1日長く働くと、水曜日もしくは週のどこかで1日多く休んだり午後休んだり、バカンスシーズンに代休を取得するなどして年間平均35時間/週に調整します。

 

24時間操業の工場だと、5組3交代制の交代勤務制となっており、8時間×6日働くと4日間休みと10日間サイクルを繰り返し、加えて40日の有休休暇があるので年間195日(1560時間/年)しか働きません。

 

以上からフランスでは、既に週休3日制になっており、それでも製造業で働く人が減っているのが現状です。

 

日本で週休3日制など言うと、笑われるかもしれませんが、フランスを含む欧州では既に週休3日制が実態となっています。

 

みなさんは、どう思いますか

 

 

週末ジョギングする公園も秋づいてきました