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 『君と僕の海まで、徒歩1分。』






第1話「東京から来た女」



※これは安藤おじさんとAIによる共作の恋愛小説です。





俺は名古屋生まれ、東村山育ち、

悪そうな奴とは大体知り合いのフリ


定例通りのつまらない前置きはこの辺にしよう



俺、なるちんは東京を離れて、一年半。


43歳。既婚。古着屋経営。


趣味、サーフィン。


そして今、


海まで徒歩1分のところに住んでいる。


波の音で目覚め、


海を見ながらコーヒーを飲む。


……









なんてことは、ほぼない。


だいたい寝てる。


起きたら納豆を食う。


波が良ければ店より先に海へ行く。


だいぶ雑な暮らし。



そんなある日。


店の前に、一人の綺麗な女性が立っていた。


胸元の空いた花柄のワンピース




明らかにこの町の人ではない。


ビーサンだらけの町で、


一人だけ港区だった。






「オーナーさん、いらっしゃいますか?」




「俺です。」


女が俺を上から下まで見る。


「……本当に?」







失礼だな。






彼女は東京の出版社で働く32歳の編集者、


coco。


伊豆へ移住した人を取材する企画らしい。


テーマは、


『海辺で始める、丁寧な暮らし』


「……俺?」


「はい。」


「丁寧な暮らし?」


「はい。」






「朝起きて波見て、海入って、帰って納豆食うけど。」




彼女のペンが止まった。


「……人選、間違えたかもしれません。」






早い。


まだ会って3分だ。





取材が終わり、


cocoは東京へ帰ると言って店を出た。





やはりとても綺麗な人だ




俺は0.1gほどよこしまな気持ちになっていた。


嫁がいるのに。


いかんいかん。




その後すぐに我に返り


いつものように仕事をサボり、古着屋で漫画を読んでいる俺。





海まで徒歩1分。



そろそろサーフィンしようかといつもの海へ行くと、




波打ち際にココが一人で座っていた。





やっぱり綺麗だ。





よこしまな気持ちが再燃。





ココはどうやら電話をしているようだ。



時折少し声を荒げているようにも聞こえる。



近づいてみた。



昼間とは違う雰囲気、


少し震えた涙声。


「だから、もう無理だって……」



海風にかき消されかけながら微かに聞こえた。





そして、風が止んだ後


次の言葉がはっきりと聞こえた。




「私、東京にはもう帰らない。」







……は?


明日帰るって言ってなかった?




そっと彼女に近寄ると急に風が吹いた。



なびく髪



美しい顔




何かが始まりそうな予感。



海には彼女の東京を象徴するような香水の香りが潮風と共に香る。


俺は忘れかけていた東京の事をふと思い出す。


家から徒歩1分の砂浜には、いつもとは違う潮風が吹きつけていた。



そして、この時の俺はまだ知らなかったんだ。



この女が、


俺の人生を、










とんでもなく面倒くさくしていくことを。





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次回


第2話『帰らない女』



 

 

 

 

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