過去の自分を認めた瞬間

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 少しだけ仕事の話


僕の仕事は色々ある。



その中の一つが原点でもある、アパレルデザイナー兼ディレクターだ。

つまりはアパレルブランドのプロデューサー的な奴だ。

デザインからスタイリング、ブランドのイメージまで含めて全てを管理していく。

これが僕の原点の仕事だ。


そして、まさしく最近こーゆー仕事をしている。

 ただ、近年はイベントの運営や、ミュージシャンのマネージメントも多いので、少し腕が鈍っているなと感じていたので、その感覚を取り戻すように日々作業している。


そして、行き詰まった昨日、ふと過去自分がどんな作品作って、どんな仕事をしていたのかってのを振り返ってみた。当時の自分のアイディアってどんなもんだったんだっけかと。





いっぱい出て来た









雑誌のように、洋服のコーディネート紹介や企画ページをルックブックの中に織り交ぜていく。

私生活のTPOに合わせて、リアルユーザーの若い子達の日常に置き換えた企画構成、台本書きなど、編集関係の全てを自分1人でやっていた。


それとは別で大元となるデザイン、ディレクション、スタイリングも全てやっていた。

メンズエッグモデルプロデュースのブランド3つを全部1人でだ。

もはや狂気のような仕事と仕事量だ。


そんな中で、ちゃっかり企画ページに自分のことをメタボリック社長として出すあたり、目立ちたがり屋な俺もいるから、俺らしい。笑



しかしながら

うーん、14年前の俺凄いな。

この膨大な量をよくやってたな。

確かに3ヶ月間で1日も休みないとかが普通だった記憶がある。

あの時は時代が勝手に109メンズ系、メンズエッグ系を取り上げてくれていたから結果を出せてたのも大きいと思う。

自分の会社のモデル兼社員が芸能人でもないのに、西野カナのミュージックビデオに出たり、しゃべくり007に出演したりと、すごい時代だった。


ただ、今この資料達を見返すと、その時代が押していたムーブをちゃんと活かして結果に見合うクリエイティブを俺は俺にしかできない形で作っていた。と客観的に冷静に感じた。

こんな仕事、当時俺一人しかやってなかったと、そこだけは自負がある。


昔の俺、やるなぁ。。

と、なぜか客観的に自分を認める事が昨日ふとできました。


ちなみに同じ仕事を今からしろと言われても今じゃ絶対に無理です。笑笑

そこまで脳みそにアイディアの引き出しも源泉もありません。

そこの湧いてくるってゆう衝動は自分だけではなく、若い人特有のもので、若い人達はそれだけで無限の可能性があったんだなぁと、ふと感じました。


これからはその無側の可能性期間で得た知識と知恵と経験を活かして、中年以降は仕事していくのが普通なんだろうけど、それじゃあ現状維持はあっても進化はないから、緩やかな退化すら当たり前だろうから、昔の自分に負けないように少し心を引き締めよう。

なんか誰かに負けるとか、他の会社は躍進してるのにとかの競争や勝ち負けにはもう興味ないけど、なんか過去の自分に馬鹿にされたり過去の自分に負けるのは悔しい。


若い時はライバルは他人だったけど、年老いた今思う事はライバルは過去の自分だと感じてます。


うーん、自分のことを不意に認められた事は嬉しいけど、故にハードル上がったなぁ。


でも、少しだけ頑張ろうというモチベーションが上がったから、昨日は良い日だった🙆


 

 

 

 

 

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