朝、下書きをして、今の今まで、投稿するのを忘れていました。よくやってしまうんです。
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ミミ・男の娘に好かれる③「ミクの3人のお友達」
「そうい言えば、お腹すいたね。」とタム。
「焼きそば食べよう。あたし、3人前ね。」と、ミミが言った。
「ええ?」と、4人。「太っちゃうじゃない。」と、マユ。
「みんなは、1人前なの?」と、ミミ。
「だって、太っちゃうもの。」と、メメ。
「ぼくたち、太るのやだから、あんまり食べない。」タム。
「そういえば、あなたたち、腕、メチャ細いね。ちょっと触らせて。」ミミは、そういってマユの二の腕を触った。
「わあ、細くて、柔らかい。どうやったの?」と、ミミ。
「ぼくたち、マッチョになるのやだから、学校の体育以外運動しないようにしてるの。」と、メメ。
「腕は細い方がいいんだけど、太股は、むっちりに憧れてる。」タム。
「この中で、太股がむっちりしてるのミクだけ。すごくうらやましい。」マユ。
「ほんと?ちょっと触らせて。」とミミ。
「ダメダメ。絶対恥ずかしい。ミミに触られたら気絶しちゃう。」と、ミクはいやいやをした。
「ねね。」とタムは言った。「ミクには特技があるの。」
「何?」とミミ。
「女の子が男に触られたりしたら、とっさに『いやん。』って言って、跳ね除けるじゃない?それとさ、びっくりしたときなんか『キャーッ!』って黄色い声上げるじゃない。あれ、ぼくたち絶対できないの。真似してやってみても、どこかわざとらしくて、真に迫った声出せない。その点、ミクはできるの。その時の反射的動作なんか、女の子そのもの。ぼくたち、羨ましくて、たまらないの。」
「そうなんだ。じゃあ、君たちの中で、一番女の子なのは、ミクなのね。」
「うん、そう。ミクはダントツ女の子。今は、ミミちゃんがいるから、男言葉使ってるけど、ぼくたち同士のときは、女言葉なのね。その時の、話し方とか表情とか、もう完璧に女の子。オネエっぽいんじゃないの。ナチュラルなの。声だって、一番可愛いし。」
「みんなの声も可愛いけど?」と、ミミ。
「可愛い声だけは、天然。学校では、男の作り声必死で作ってる。」マユ
「お顔も可愛いじゃない。」とミミ。
「それは、メイク研究したから。素のぼくたち、別人だよ。
素が可愛いのは、ミクとメメ。」と、マユ。
3人が焼きそば1人前を食べる間に、ミミは3人前を食べて、みんなを驚かせた。そのとき、ミミが叫んだ。
「あ、忘れてた!宿題があったんだ。そのために早く帰って来たのに!」
ミクが、にっこりして言った。
「ミミ、安心して。ぼく、ここ来る前にやっちゃったから。
英語の宿題のことだよね。」
「うそ!ここに来る前にやっちゃったの?」
「うん。ぼく、勉強だけはましだから。これから、ぼくの家に来てくれたら、宿題全部見せるから。今日の恩返し。」と、ミク。
タムが言った。
「ミクの学校の子に聞いたんだけど、ミクは勉強学年で1番なんだって。ミクが女の子みたいでも、いじめられないのは、ミクが勉強できるから。それと、ミクはすごくやさしいからだって。」
はあ~とミミは、ミクを一挙に尊敬のまなざしで見た。
メイクと服を着替えて解散の時が来た。
ミクだけは、男服ではなく、清楚なワンピースに着替えて、
髪のリボンを取り、メイクを落とした。
カツラを取って、メイクを落とすと、3人は、みんな可愛いが、一応男の子に見えるうようになった。肩までストレートな髪のあるミクだけは、そのまま女の子に見える。前髪がとても可愛い。
さよならをして、ミミはミクと歩いた。ミクは、かかとの高い靴を取り換えていたので、ミミより少し高いだけの背になった。
ミミは、男の子と歩いている気が、全くしなかった。
「ミクは、家でも女装を許してもらってるの?」
「うん、ぼく、母と二人暮らし。母は、子供服のデザイナーなんだ。母はぼくをミクと呼ぶの。それから、ぼくね、家では女の子として暮らしてるの。」
(④につづく)
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<おまけ映像>
(左)ダルマちゃんこと千葉雄大さん(男の娘)
(右)るいちゃん、女の子。