以前に書いた、女性のための起業セミナー。
年明けから新たに起業お試し体験スペースを設け、女性たちの支援を行うことになりました。

前からあったこの事業に対しての小さな違和感。つまり、貧困に喘ぐ最も支援が必要な女性たちを助けていないという点。専業主婦がという比較的豊かで、今すぐ働かなければならないわけではない方が半分くらいだったのです。
この理論構築をそろそろしなければと思っています。
①就業支援はハローワークなど、専門機関があるので、センターの役割ではない。
②新しい働き方という、価値観の創造が最大のねらいの戦略的な事業であり、実際的ニーズにとらわれるべきではない。

という二点が今まで考えてたのですが、新たにもう一点。

③働く女性、特にお一人さま女性の定年後の生活は深刻な課題である。そんな女性たちのモデルケースとなるべく、失敗OKの主婦たちに今のうちに新たな働き方ができる環境を整えてもらう。

②と似ていますが、より具体的になりました。
実際受講者のもう半分は働く女性で、今は起業なんてできないけど、定年後生活費を稼げる程度に働きたい、という方も多かったのです。

主婦たちに頑張ってもらって、ぜひ起業のハードルを下げて、後から続く女性たちの支援をしていただきたいのです。

これって逆世代間支援ですね。若い女性から定年女性へ。
こんな形もいいねではないでしょうか?
なぜか上司に薦められたルポ『東電OL事件』。
この上司は私の好きなことをやらせてくれたり、私を専門職と見てくれる、信頼できる人。
でも、私とは専門がまるで違う人、なのです。

そんな上司がなぜこの本を薦めてくれたかは、はっきり言って謎だったのです。

読みすすめていってもその謎は解けません。
被害者女性の特異性ばかりが強調され、著者は女性を神秘的な存在だとみなしているようにさえ思うほどです。

確かに渋谷のホテル街で安い金額で自分の体を売る彼女の行為は、「何があったんだろうか」と好奇心をかきたてるものではあります。
だけど、著者が書くほどの謎は感じませんでした。女ならありそうな話だと理解できます。
この著者との差は、私が女で、著者が男だからかな、なんて思いながら、読んでいました。

そして、終盤にこの女性の代表されるような女性の行動や心理状況について説明する精神科医が出てきます。
斎藤学です。

これでちょっとスッキリした気がします。
私は昔から斎藤学さんは好きで、女性の性的逸脱(?)行為や自傷行為に慣れていた、と思い出したのです。
だからこそ、この本のまとめとして斎藤さんの解説があったのは安心しました。男の理論で被害者女性が語られて終わらなかったので。

もちろん真相はわからないし、裁判もまだ終わっていないようですし、答えはわからないんだろうと思います。
でも、このような事件を通して私たちが(勝手に)考えることはたくさんあると思います。

※斎藤学さん、とってもいいですよー。
専門の精神医学はもちろんですが、最近は新聞で社会や政治についても触れることがあります。
上野千鶴子さんが講演会で言っていて、いいなっと思ったこと。

子どもは親に対して、赤ちゃんのときに天使のように笑っただけで、十分に義務を果たしている。

私の記憶ではこんな感じ。だから立派なことを返してやれない、とか親からのプレッシャーに応えなくても、もう十分よ、ということ。
今朝はドラッカー勉強会第三回目でした。
テーマは、「顧客は何を価値があると考えるか」。
ケーキを作ってきてくれた同僚なんかもいて、気持ちのよい早朝の集まりでした。
顧客に問い掛ける。ドラッカーは文字どおり自分の卒業生たちに電話をかけ、「受けたプログラムがどんな影響があったか」問い掛けるそう。
私たちは日々問い掛けているようで、直接なんて問い掛けていない。
顧客をなんとなく想定して、その人たちのライフスタイルやニーズをイメージするだけで終わっている。

今日仕事している中で、何度「今朝のドラッカーじゃないけど…」と言ったり聞いたりしただろうか。
はぁ、なんて実践的なんでしょ。

講演会、終了しました!

講演の内容もとっても良かったのですが、実は講演後に1時間程度、ゲストの方と職員とで交流会をさせていただいたのです。

「女性センターの今後」というテーマで、私たちの課題をお伝えしつつ、講師から全国の状況や事例について教えていただきました。

これがとっても良かったんです。


私たちが抱えている問題というのは、やはり全国どこのセンターも抱えているようで、問題の本質がどこにあるのかをぴたりと講師に言い当てられてしまい、「おっしゃるとおりです」としか言えない…。


広報・啓発で終ってしまい、継続性がない事業のあり方を改め、人とつながっていくような仕掛けを考える。

講師と「進化します」と約束してしまったからには、実現せねば!