以前に、私が思う各政党の思想的な左右の位置づけをブログで述べた。
きょうは、私が思うマスコミの左右の位置づけを述べてみたい。
新聞やテレビは リベラル派ばかりで保守派はほとんどない。
私の理解はこうだ。
新聞は、
産経新聞が典型とまではいかないが一応保守で、
読売新聞は多少保守りの中立、
日経新聞はややリベラル寄り、
朝日新聞は御存じのようにリベラルの典型、
毎日新聞は朝日新聞に近づいてきて最早ほぼ一緒、
東京新聞は中日新聞に乗っ取られてから朝日新聞を飛び越して左に移った。
地方新聞は、朝日新聞よりもリベラルな共同通信からもらった社説の受け売りなので、みなリベラル。
沖縄の2紙はリベラルというよりむしろ左翼。
北國新聞だけが例外で保守派。
テレビ局だが、
NHKは中立を装っているが本質はリベラル寄り。
民放テレビ局は、資本系列または強いつながりを持つ新聞の位置づけとほぼ同じだ。
例外はフジテレビ。
産経新聞が保守派なのにフジテレビは明らかにリベラル。
フジテレビは、もともと保守派としてスタートしたテレビ局のはずなのに日枝クーデターで変わった。
こんなフジテレビなら ホリエモンに乗っ取られた方が良かった。
ついでながら(?)、テレビ番組のお目付け役のはずのBPOも本当におかしい。
些細な問題だけガス抜きのように審議する。
ごくごくまれに重大な問題も審議することがあるが、審議の結果が奇妙。
以前に東京MXの「ニュース女史」の番組で沖縄基地問題の特集を放送したことがあった。
私は、他の放送局が全く報道しない沖縄基地問題の実態が知れて非常に良い番組だと思ったが、BPOは 基地反対のプロ市民の抗議を受けて 些細な部分の内容や表現の仕方に重大な放送倫理違反があったと断罪した。
日頃あれほど報道の自由を叫んでいるマスコミ界やリベラル著名人たちも狂ったように騒いだ。
情けないことに東京MX局は陳謝して番組を打ち切った。
こんなまやかし機構のBPOはいらない。
リベラルばかりのテレビ局もおかしいが、よく言われるように同じテレビ局ばかりが居座って公共電波を独占し続けているのもおかしい。
私もテレビ電波のオークションを強く望む。
論壇界の動きはどうだろうか?
ネットについては、私は主に保守の記事を見ているのでよく知らないが、保守とリベラルの勢力が拮抗しているような気がする。どうだろうか?
ネットの記事に対して、保守派と思われる読者とリベラル派と思われる読者がコメントを戦わすことがよくあるが、明らかに保守派のほうが論理的で冷静で説得力がある。
リベラル派は感情的で非論理的なコメントが多く 何かとレッテル貼りの捨てぜりふで終わる。
月刊誌では、リベラル派の朝日新聞の「論座」は発行を打ち切ったようだし、
岩波書店の「世界」も書店にあまり並んでいない。
つまりリベラル派は退潮。
それに代わって、保守派の産経新聞の「正論」や「WiLL」,「Hanada」が書店に大量に平積みされている。
つまり 保守派が優勢のように見えるが、「Voice」は しょぼくれ感があるし、秀逸だった「諸君」は文芸春秋社の左傾化とともに消えた。
結局、新聞や雑誌が読まれなくなってきて論壇界の全体が低調なのだろう。
私には残念。