ＳＬＯＷ ＤＡＮＣＥ
第６話
「また、今度。」
この言葉って私は残酷だと思います。
今がダメだから今度？
もうこれ以上一緒にいたくないから今度？
次はもうないと思うけど、傷つけたくないから今度？
状況にもよると思いますが、
「今度」という言葉にはごまかしの意味合いが
含まれていることが多い気がします。
「今度」を失くした衣咲（深津絵里）さんの気持ち、
男ながら共感してしまいました。
以前は、実乃（広末涼子）ちゃんの
「待ってる間は信じてられる」
という言葉に心を打たれましたが、
その延長上にこの話はあったと思います。
「今度＝次の約束」を失った時の人間て弱いものです。
今度という言葉には相手を期待させる力を持っています。
だから、期待が膨らめば膨らむほど、
その言葉がごまかしの意味合いで発せられたと気づいた時、
突然、現実の落とし穴に突き落とされたかのような
激しい失望を味わってしまいます。
だけど、恋愛をするって常にそういう失望感を味わうことと
隣り合わせのような気がします。
気になる人と付き合えるかもしれないという期待感。
振られるかもしれないという恐怖心。
既に付き合っている人がいるという失望感。
期待が膨らめば膨らむほどひとつひとつの感情の
勢いは強くなっていきます。
まったく反対方向のベクトルに挟まれた時は
それだけ感情の波が大きくなります。
一喜一憂。
恋愛の特に片想いの時は誰しも経験すると思います。
憂の時には何も頭に入らないほど落ち込みます。
喜の時にも何も頭に入らないほどはしゃぎます。
恋愛ってものすごいエネルギーを持っています。
一度逃したチャンスは２度と同じ形では到来しません。
それこそ「今度」という言葉は無力に等しいです。
その時その時、１回１回が勝負。
焦りは禁物だけど、チャンスを逃さない視野は大事。
出るとこ、出ないとこの判断が難しく、
判断を誤ればそれで終わってしまうこともある。
最近、恋愛ってそんなものだと思うようになりました。
以前、恋愛についての「タイミング」を全否定したような気もするけど、
すべて否定というのは違う気がする。
タイミングもひとつの重要な要素。
だけど、そのチャンスをモノにできるかは運と実力次第。
昨日も書いたけどそういう意味では
気になる相手からのサインを感じる能力は非常に大切やと思う。
今まではずっと圏外の状態やったけど、
バリ３目指してがんばらなきゃ！！
なんか最近こんな話題ばっかやね。
許してください。
ＯＪＡ