人材の流動化はどんどん加速し、企業の受け入れ態勢も充実していくはずですが、本当に採用したい人材が出てこない限り企業は採用せず、特定の条件に合う人材でなければ転職は難しくなっている現状をみれば、景気が大きく回復して人手不足状態にでもならない限り、このミスマッチは解消されないでしょう。
特に大企業に長年在籍し、ひとつの会社の中で次々とポジションを与えられ、自分のキャリアを心配することなく順調に育ってこられた方には、会社の外から見て自分自身がどれくらいの市場価値(マーケットバリュー)を持つのかが、はっきりと見えない状態になっている可能性が高いといえましょう。
確かに1990年前半までは大企業のブランドだけでも転職が可能でした。
なぜなら、大企業に在籍していれば、実務の基本的能力はきちんと身についていると考えられたためです。