例えば、日韓で開催されたワールドカップで日本をベスト16に導いたトルシエ前監督
は、選手たちにサッカーの技術(スキル)の向上だけでなく、人間的な成長も求めていました。
実務能力のみを追求するだけでは総合的な能力に限界があるのは、ビジネスの世界も一緒です。
実務能力と同時に、自分自身の人間性を高める努力こそが、仕事にも間接的に作用して真のキャリアアップにつながるといえます。
実は、そうした実務能力および人間性ともに優秀な人材に会えるまで待とう、すなわち本当に採用したくなる人材が出てくるまで採用を待とうといった姿勢に、企業側が傾き始めています。
企業側が、「このレベルでまあいいか」と妥協しなくなっているのが、1980年代から90年代にかけての中途採用と現在のそれとは大きく異なってきているところです。
大企業ブランドは通用しない企業の求める条件(スペック)が高くなり、仕事を求めて探す人と人材を求める企業との間でミスマッチが起きているという現在の現象は、今後も続くであろうと思います。