先日、高校時代の同級生4人で名鉄東岡崎駅の西にある「居酒屋・つかもと」へ飲みに行って来ました。集合を駅の改札前にしたのは、名古屋方面から来る1人と一緒に店へ入るためでした。

 東岡崎駅の西側の線路沿いを歩くと、昔は屋台がズラリと並んでいた空き地を見て、独身時代には並んだ屋台へ飲みに来たことを思い出します。終戦直後の闇市から進化して飲み屋へ変わったらしく、復興へ活力にしようと先人の生きざまを伝える屋台の風景は、私が酒を飲めるようになる頃まで続いていたのです。

 先輩に連れられ、飲みなれない日本酒を無理やり飲み、帰り際に苦しくなり、法面下の屋台にはトイレも水道もないので、暗闇の水路へ伏せて吐き出した記憶があり、ぶざまな醜態をさらすことを学んだものです。

 日本各地の地酒はどこでも手に入りますが、当時は「長誉」「上杉」「孝の司」で、日本酒は飲みなれてしまうと、こればかりを飲むようです。お酒は決して鍛えられるものではなく、飲める体質のようです。

 酒の代表格である焼酎やウイスキーは水や湯で割るから、邪道だと変な理屈を付けて飲まなかったのです。しかし、「つかもと」では、千葉にいる頃に勧められて飲むようになった芋焼酎「白波」をボトルキープして飲んできました。

 過去には、酔って電車を乗り越し、終点まで行ったこともありますが、駅員さんが起こしてくれます。・・・日本は平和な国です。