65歳で定年退職を迎える人の相談業務が始まろうとしています。人口減少が進む中で、中高年者の活躍は重要性を増しているのです。総務省の調査では65歳以上でも4人に1人が働いて収入を得ているとか・・・。
ところが、定年後の仕事について「全く働く気はない」という人は16%程度で、半数をこえる人が「定年後も働き続けることを検討している」といい、「再就職を希望しているが、何も実施していない」という人が、その内で半数もいるとのことです。
職種別有効求人倍率をみると、事務的職業が最も低く、まして中高年齢層の需用は皆無に等しいのです。20世紀の時代に手作業で行われていた事務作業は、コンピューターが一気に普及してホワイトカラーの時代は終わったのです。
中高年のホワイトカラーに「警備やマンション管理の仕事しかない」と言えば、失望する人もいるでしょうが、事務職以外に現業の仕事を「こんな仕事か」と思わないで、「世の中に役立つ仕事がある」と、考えてもらいたいと思うのです。
朝のNHK連続テレビ小説「風、薫る」では、江戸時代の「看病婦」から「看護師」への変遷を描き、現代への「世の中に役立つ仕事」を表現しています。つまり、社会的に良い仕事(レベルが高い)とされてきたホワイトカラー(事務・管理職)で成長し続けたキャリアを、どうして追い求め続けなければならないのか、考え直してほし
いと思うのです。
