日本や韓国・中国など、ホワイトカラー(事務・管理職)への就職が 社会的ステータスや安定性の象徴 として長年定着してきました。そのためには「有名大学進学=成功(安定的な事務職から管理職へ昇進昇給の道筋が確保)」という価値観が、親世代から示されてきた歴史的背景が、どうやら「土地神話」と同様に崩れてきました。

 近年の若者がキャリアにおいて、ホワイトカラーからブルーカラー(技能・現場職)への志向が増加している背景には、パーパス(purpose)やウェル ビーイング(well-being)を重視する傾向にあり、昇進や年功序列ではなく、達成感や成長の実感を求めることへの価値観の変化があることと、A Iに仕事を奪われない安定感を求める志向が増えていると思われます。

 さらに、ホワイトカラーの需要は減りつつあり、ブルーカラーへ転職した人の約4人に1人が年収を増やしたといいます。20歳代~30歳代に限れば、約4割が収入アップし、事務職の7割が労働条件次第では「転職アリ」と考えているようです。

 日本の国内総生産(G D P)がドイツに抜かれ、さらにインドにも抜かれる可能性が高いといわれ、経済活動の指標だけでは、働いている人の豊かさは測れないことが浮き彫りになり、人の労働環境や経済活動の場合でも若者が注目するようになったと思うのです。

 したがって、子を思う親世代の志向の変化も生れ始め、子の成長を助けるための手立ては何かを、模索する必要があると思うのです。

 

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