木。中国原産。日本へは8世紀ころに渡来。多く生け垣
にする。高さ2~4メートル位。主な開花期は4~5月で
よく分枝し,緑色で太いとげがある。葉は三小葉から成
る複葉。春,白色の五弁花をつけ,秋に径3センチメート
ルほどの球形の果実を結実。カラタチの名は唐橘(からた
ちばな)が詰まったもの。
皆様御存知の「からたちの花」は1925年発表
北原白秋作詞、山田耕筰作曲の日本の童謡です。文部省
唱歌。
2007年(平成19年)に日本の歌百選に選出されている。
からたちの花が咲いたよ

白い白い花が咲いたよ

からたちのとげはいたいよ

靑い靑い針のとげだよ

からたちは畑の垣根よ

いつもいつもとほる道だよ

からたちも秋はみのるよ

まろいまろい金のたまだよ

からたちのそばで泣いたよ

みんなみんなやさしかつたよ

からたちの花が咲いたよ

白い白い花が咲いたよ

皆様のご両親には 此の歌を好きだった方も居られるか
も知れませんね。皆様もレコードやテレビで聞かれたお
方も居られるでしょうね。私も成長してから昔のレコー
ドを購入して聞いた事も有りました。遠い昔の事です。
探して購入しても、聞いたのは一時でしたが。
からたち日記 :作詞:西沢 爽・ 作曲:遠藤 実・
歌唱:島倉千代子
(一)
こころで好きと 叫んでも

口ではいえず ただあの人と

小さな傘を かたむけた

ああ あの日は雨 雨の

小径に 白い仄かな

からたち からたち からたちの花

【台詞】
「幸せになろうね、あの人は言いました。
私は小さくうなずいただけで、胸が一杯
でした」
(二)
くちずけすらの 想い出も

のこしてくれず 去りゆく影よ

単衣(ひとえ)の袖を かみしめた

ああ あの夜は霧 霧の

小径に 泣いて散る散る

からたち からたち からたちの花

【台詞】
「このままわかれてしまってもいいの?
でもあの人はさみしそうに目をふせて、
それから思い切るように霧の中に消えて
行きました。さよなら初恋、からたちの
花が散る夜でした」
(三)
からたちの実が 実っても

別れた人は もう帰らない

乙女の胸の 奥深く

ああ 過ぎゆく風 風の

小径に いまは遥かな

からたち からたち からたちの花

【台詞】
いつか秋になりからたちには、黄色い実が
たく さん実りました。今日もまた私はひとり
この道を歩くのです。きっとあの人が帰って
きそうな、そんな 気がして・・・・・」


