の真っ白な花を見ると、東金駅ホームで「トドワラさん、此
れが塩狩峠の線路の上を、ふじこが手に握って歩いて行っ
たユキヤナギよ!」と教えて貰った事と、実際に有った事を
元に書いた小説「塩狩峠」を思い出します。塩狩駅は非常に
ダイヤが不便で、当時の冬に1度塩狩駅で下車して、雪に埋
もれた長野政雄(小説では永野信夫)の石碑を掘り起こした
記憶しか有りません。
ユキヤナギ(雪柳)は、バラ科シモツケ属の落葉低木。別
名にコゴメバナ、コゴメヤナギなど。春に小さい白い花
を咲かせる。中国原産という説もあるが、日本原産であ
ると考えられている。
手を掛けなくても成長し、大きくなると1.5mほどの高
さになる。地面の際から枝がいく本にも枝垂れて、細
く、ぎざぎざのある葉をつける。花は、3月から5月に
かけて、5弁で雪白の小さなものを枝全体につける。そ
のさまから和名がついた。
3月18日、和歌山県白浜町の平草原公園でユキヤナギ(バ
ラ科)の花が見頃を迎えて居たと聞きましたが、東京都
区内では見頃にはまだ早いと思います。
