物である。茎先に長い円錐花序を出し、白い小さな花を
沢山つける。 1つの株に両性花と雄花がつく。 花径は1㎝
くらいで、一日花である。 花弁は3枚、萼片も3枚である。
雄しべは6本、雌しべは1本である。 両性花は雌しべが長
く、雄花は雌しべが短い。東アジア(中国、朝鮮半島、台
湾、日本)に分布し、日本では関東地方以西の暖地の林
縁などに自生する。
5月頃から発芽し、夏にかけて草丈 50cm~ 1m 前後に生
長、ミョウガに似た長楕円形の葉を互生させ、葉の根元
は茎を巻く葉鞘を形成する。葉は茎の先端部分だけに集
中する。なお本種の葉は表面がざらつくところ、葉が2列
に出ないことなどでミョウガと区別できる。なお、
ミョウガはショウガ科であり、花の構造は全く異なる。
花が終わると初秋にかけて直径 5mm 程度の球状の実を付
け、じきに葉を落とす。実は若いうちは緑色で、熟すと濃
い青紫色になる。この種子のほか、地下茎を伸ばしても
殖え、群生する。







