花も珍しいです。探さなくても何処にも転がって居まし
た。4歳位の頃、祖母に連れられて本家に行って冬期以
外は空いて居る広い家の前に生えたオシロイバナの箕を
集めて遊んだ位です。幼児の頃は真面目に此の黒い実の
中の白い粉で大人の女の人の白粉を作って居ると思って
居たのですから、頭の悪い大人に成って当然でした。
オシロイバナ(白粉花)とはオシロイバナ科の多年草また
は一年草である。花が美しいので観賞用に栽培されるほか
広く野生化もしている。南アメリカ原産で江戸時代始め頃
に渡来し、一部は帰化している。
茎はよく枝分かれして灌木状となるが節がはっきりして
いて、木質化はしない。全体にみずみずしい緑。花は赤
黄色、白や絞り模様(同じ株で複数の色のものもある)な
どで、内、白と黄の絞りは少ない。花は夕方開き、芳香
がある。このため和名としてはユウゲショウ(夕化粧)と
も呼ばれる。中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、煮
飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれる。







