調べものが絶えませんが、偶然 富士見地方で使われる
「ぼこ」にぶつかりました。富士見地方では蝉の抜け殻
の事を「はいぼこ」といい、小さな子供の事を「こんぼ
こ」と言うと書いて有りましたが、昔の知人で富士見町
と広く境界を接する原村の人から聞いて居ますので、富
士見地方の言葉と言う依り諏訪地方なのは間違い有りま
せん。或いは北信や飯田地方でも昔の人は使って居れば
、長野県の方言かも知れません。少なくても諏訪地方の
話として、原村の昔の知人は老いた老人を「にどぼこ」
と言っていました。其の知人も知らなかったのが、調べ
ものの途中に出合った富士見町の言葉の中に、灰皿の事
を「へーぼこ」と言うという記述です。原村でも富士見
寄りの其の知人も、「へーぼこ」なんて言って無かった
そうです!本当かなぁ?と思いますが富士見で「へーぼ
こ」と言うなら、其れは富士見の方言かも知れません。
諏訪地方(現在明確なのは諏訪郡)で言う「はいぼこ」
は蝉の抜け殻だけで無く、蝉の幼虫も含んで「はいぼこ」
と言うそうです。其の様に聞いて居ます。
私は相当以前から「はいぼこ」「こんぼこ」「にどぼこ」は
良く知って居ましたので、「ぼこ」さんと言う方が居られ
ればひとかたならぬ親しみを感じます。
其処で「はいぼこ(幼虫)」が出て来た穴と「はいぼこ」が近
くの木に登って羽化して行った「はいぼこ(寝け殻)」をアッ
プします。


