先日、体操教室に来てくださっている方が、「 週刊朝日にカイロのことが載ってたよ 」 と教えてくださったので調べてみました。
以下 ※週刊朝日 2013年5月17日号 より
頭痛や腰痛、肩こりなどをやわらげる療法として用いられる「整体」や「カイロプラクティック」。けれど、その中身や違いがよくわからないまま、なんとなく施術を受けている人も多いのではないだろうか。 カイロプラクターの団体である日本カイロプラククーズ協会(JAC)の理事長で東京カイロプラクティック院長の竹谷内(たけやうち)啓介さんは、こう説明する。 「混同されがちですが、整体とカイロプラクティックは本来、似て非なるものです。しかし、残念ながら巷には両方の名称を掲げている店舗も多く、同一視しているところがほとんどだと思われます」 カイロプラクティックは、今から100年ほど前にアメリカで創始された代替医療だ。骨格、とくに背骨のゆがみを、手や器具を用いた独自の手法で調整(アジャスト)し、神経の働きを高める。 世界保健機関(WHO)でもカイロプラクティックは認められており、WHOのガイドラインでは、「神経筋骨格系の障害と、それが及ぼす健康全般への影響を診断・治療・予防する専門職」と、しっかり定義されている。 「人間の体を主にコントロールしているのは、脳から脊髄(せきずい)を通り体の隅々に行き渡る神経系であり、その働きがよくなれば、体は正常な動きを取り戻せます。カイロプラクティックでは主に筋肉や骨・関節の機能異常を改善させますが、健康管理などにも用いられています」(竹谷内さん) 一方の整体も、骨格のゆがみに注目して行われる施術だ。似ているが、中国由来の療法や日本の武術由来の手技、カイロプラクティックなどが混在して「整体」と呼ばれている実態がある。各整体院の「整体観」に基づいた独自の施術をすることが多いため、統一された定義はない。 では、カイロプラクターや整体師になるには、どんな資格がいるのだろうか。 カイロプラクティックは本場のアメリカをはじめ、カナダ、イギリス、フランスなど世界44の国と地域では法制化されていて、WHOの推奨する教育プログラムを修了したものだけがカイロプラクターを名乗ることができる。 しかし、日本ではカイロプラクティックも整体も、施術をするのに資格は必要ない。極端なことをいえば、記者が今日から「整体師」を名乗っても罰せられないのだ。 そんなカイロプラクティックや整体の有効性はどうなのだろうか。欧米ではカイロプラクティックの研究が盛んで、腰痛やむち打ち、首の痛みなどに対する有効性が相次いで報告されており、本場のアメリカでは、代替医療の一つとして多くの人が利用しているという。 前出の竹谷内さんは、疲労回復や出産後の体調不良の改善など、痛み以外の分野でも施術をしており、効果をあげているという。「カイロプラクティックの利点は、手術や薬なしで症状を改善させられるところです。スポーツ界などで注目されていて、短距離のウサイン・ボルト選手も、ロンドン五輪で利用していました」(同)。 だが、日本では、カイロプラクティックについて、厚生労働省が研究会を設けて検討し、1991年に「医学的効果についての科学的評価は未だ定まっておらず、今後とも検討が必要」と通知を出している。 これに対してカイロプラクティック業界側は、この研究は人選や方法に問題があり、参考文献もない非科学的なものと反論している。 「カイロプラクティックは、病院に行くほどのものではなく、また病院でも不定愁訴とされるような不調を改善する、ヘルスケアの一環だと思っています。ただ、単に癒やしを求めるリラクゼーションなどとは違って、有効性などについては客観的に検証して、エビデンス(科学的根拠)を積み重ねる必要があります」(同)ボルトの件 に関しては、以前このブログでもご紹介しています。
カイロプラクティックと整体は 『 非なるもの 』 !!!!!
もしみなさまがカイロプラクティックや整体のご利用をお考えになられるなら、客寄せのために曖昧な表現をしているところではなく、その違いを明確にし、正々堂々と運営している施術院を選ばれることをお奨めします。
また 『 カイロプラクティックはWHO(世界保健機関)が認める代替医療です!! 』 という文言を声高に謳いながら、自らはWHOガイドラインで推奨されている教育を受けていないカイロプラクターが大勢いらっしゃるようです。
どういうことなのでしょうね。
利用者さんを惑わせるような宣伝広告はいかがなものかと思いますが…。
最高の健康と最高のパフォーマンスをあなたに!!…Get Adjusted!!
大分中央カイロプラクティックセンターは、WHOガイドラインで推奨されている教育基準を満たし(大分には3名)、日本カイロプラクティック登録機構主催・国際カイロプラクティック試験委員会提供による臨床能力判定試験に合格(大分県唯一)したカイロプラクターが運営しています。
大分中央カイロプラクティックセンターは、WHOガイドラインで推奨されている教育基準を満たし(大分には3名)、日本カイロプラクティック登録機構主催・国際カイロプラクティック試験委員会提供による臨床能力判定試験に合格(大分県唯一)したカイロプラクターが運営しています。
※ WHO基準を満たしていなくても、相当レベルの知識・技術を持ったカイロプラクターが存在するのも事実です。しかしその数はごく少数のため、上手く行き当たる確立は低いと思われます。
利用者さんの視線に立つならば、やはり 『 客観的な基準(現段階ではWHO基準) 』 が一つの目安だと思われます。
利用者さんの視線に立つならば、やはり 『 客観的な基準(現段階ではWHO基準) 』 が一つの目安だと思われます。