肉離れについて=1= | 大分中央カイロプラクティックセンターのブログ

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スポーツ障害のひとつに 「 肉離れ 」 というものがあります。

ざっくり言うと筋肉が運動の要求(負荷)に耐えられなくなって、筋線維の数本が切れたり、もしくは全てが断裂したりする症状のことを言います。

発生箇所は大腿四頭筋(特に大腿直筋)、ハムストリング、ふくらはぎなど、下肢に多く見られ、重症度は以下の3段階に分けられています。

Ⅰ度損傷

筋線維がわずかに損傷しており、動的な抵抗運動や他動的ストレッチングなどで局所的な痛みが生じるが筋力はほとんど低下しない。

受傷に気づかずにプレーを続け、終了後や数日経ってから気づくことが多い。

Ⅱ度損傷

多くの筋線維が断裂し、痛みと腫脹を伴う。他動的ストレッチングや自動運動のような筋収縮で強い痛みが再現される。

筋力も低下し、痛みで運動が制限される。

Ⅲ度損傷

完全断裂。

筋腱移行部に多く見られ、痛みと機能障害が発生。

長期間の保存療法によって治癒するが、しばしばわずかな機能障害が残ることもある。

肉離れの管理としては、出血、腫脹、炎症を最小限にする応急処置を行い、その後は回復の状況に応じてエクササイズやマッサージなどでリハビリを行なうとされています。

当院で行なっているアスリートケアでは、完全断裂の治療をすることはできませんが、Ⅰ度Ⅱ度の損傷や回復期での介入は積極的に行なっています。(カイロプラクティックのアジャストメントだけでは難しい部分です)

先日も昨年から診させていただいている将来有望なジュニアアスリートが 「 走ると左の太腿の前がちょっと痛い 」 と訴えてお母さんに連れて来てもらっていましたが、チェックしてみると大腿直筋の中央部に軽度の肉離れを起こし外側広筋の外側下3分の1に腫れを伴う炎症が起きていました。

このままの状態で競技に参加していたらと思うとゾッとします。

早い段階で適切なケアを行い、重篤な故障に繋がりかねない芽を摘む!!!

大切なことですね b ̄O ̄) 


さらに注意していただきたいのは、受傷部位や症状のある部位だけに目を向けてはならないということです。

彼女の場合も、主訴の左大腿部以外に本人が気づいていない筋拘縮を伴う圧痛部位や筋膜の肥厚部位が複数箇所ありました。

筋肉はその一部分のみで機能しているわけではありません。

全身の機能がうまく統合されていないからこそ、最も負荷がかかる部位に負担がのしかかってくるわけですから、自覚できる箇所だけに問題があるんだと短絡的に思い込んではいけないということですね。

末永くスポーツを楽しむために、しっかりメンテナンスケアを受けましょう。


= Part2に続く =

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大分中央カイロプラクティックセンターでは、通常のカイロプラクティックアジャストメントによる神経系の機能統合以外に、アスリートケアとして筋筋膜などの急性・慢性損傷を含んだ軟部組織に対するアプローチも行なっています。

参考文献:臨床スポーツ医学 医学映像教育センター