いい経験ではあるけれど… | 大分中央カイロプラクティックセンターのブログ

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9月末に、大分で行われた 『 ジャパンパラリンピック 陸上競技大会 』 のお手伝いをしてきました。

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これまでに行われてきた他の障害者陸上大会に比べると、いろいろな面で変化がありました。
( 詳しくはこちら⇒ SPORTS COMMUNICATIONS )

他の部署もたいそう忙しかったことと思いますが、私の担当部署も一日中ほとんど立ちっ放し。

競技終了後の選手が集まる場所でもあったので、それほど意識はしていませんでしたが、思いの他神経を使ったのでしょう。

初日から疲労が溜まり、終了後には近くのマッサージ店に駆け込む始末。

2日目の途中からは、右側頭部や耳の後、後頭下部に軽い頭痛も出てきました。

ところが、これが重大なサインだったんです。

翌月曜日、朝から上記の場所に 『 断続的に刺すような鋭い痛み 』 を感じるようになったのです。

その瞬間は、思わず顔をしかめてしまうほどの激痛。

なんだこれは!?

大慌てで、空き時間に近所の病院へ。

何せ頭の痛み。

一件では不安だったので、数日かけて、脳神経外科も含めて3件の病院で診断していただきました。

結果は、 『 帯状疱疹 』 

『 帯状疱疹 』 といえば、背中や腰に出て来てくるものという印象を持っていたのですが、まさか頭に出てくるとは…。

それに、痛みの感覚も 『 ピリピリ、チクチク 』 という風に記憶していたのですが、私の場合は激痛でした。

そこから約1週間、服薬しても断続的に襲ってくる激痛と戦いながらの生活。

念のために医師に確認したところ、水疱瘡未経験の子供さんを除けば、人に感染する心配はないということでしたので、ホッとしました。


痛みの経路からお気づきの方もいらっしゃると思いますが、私の場合、三叉神経に沿って発症した事になります。

ここで注意が必要なのは、頭部に発症した場合、目に感染して視力障害を起こしたり、顔面神経の麻痺を起こしたりすることがあるそうなのです。

また、まれではあるとしながらも PHN(帯状疱疹後神経痛)というものがあります。

これは神経への障害が大きかった場合など、皮膚症状がなくなっても痛みが残ってしまう症状のことです。

適切なタイミングで適切な治療をしなければ、大変なことになる可能性があるということですね。


そう言えば、7~8年も前になるでしょうか、 『 尿管結石 』 も経験したことがあります。

あの時は、早朝5時頃から腰に激しい痛みを感じ、近所の大病院に急患で飛び込みました。

ところが病院内の複数の診療科をたらい回しにされ、8時間近くも苦しむ羽目に。

病院で点滴や痛み止めを打たれている時も、痛さのあまりうんうん唸っていると、向かいのベッドに寝ていたお婆ちゃんに 「 お兄ちゃん、大丈夫? 」 と声をかけていただいたのを覚えています。


とりあえず症状も治まり日常を取り戻しましたが、この2つの経験から2つのことを再確認しました。


1つ目は、やはり 『 鑑別診断 』 の重要性。

私たちが関わることによって、適切な治療を遅らせる訳にはいきません。

初期の段階で、施術適応か禁忌かを鑑別し専門医への紹介を要するのかを判断する。

非常に大切なことです。


2つ目は、『 問診 』 の重要性。

患者さんの訴えが 『 頭痛 』 あるいは 『 腰痛 』 であっても、症状の表現は様々です。

筋骨格系の痛みと上記のような疾病による痛みの 『 経験しなければ分からない 』 微妙な違いは、丁寧な 『 問診 』 でしか得られません。

その中から原因を推測して検査を行うわけですから、自らの経験は、意外と役に立つかもしれません。

患者さんの言葉に、しっかり耳を傾ける。

当院では、特に初診時や新たな痛みが発症した場合の問診にはたっぷり時間をかけさせていただいています。


それにしても、あの痛み…本当に辛かったです(ノへT)

いい経験ではあるけれど、痛いのはイヤですね。