チームラボは14日、3D高精度モーショングラフィックにより「生きた人間の動き」を全方位再現した3D人体解剖サイト「TEAMLAB BODY(ベータ版)」を一般無料公開した。日英2言語に対応する。 「TEAMLAB BODY(ベータ版)」は、高精度な筋肉・骨のビジュアルを3Dによりさまざまな角度から閲覧できるサイト。大阪大学運動器バイオマテリアル研究室の整形外科医師・菅本一臣教授の監修のもと、骨格・筋肉を中心とした人体解剖に関する情報を掲載したサイトとなっている。 同研究チームは、整形外科疾患の治療過程で、生きた人間の関節の三次元的な動きを解析する手法を世界で初めて開発。その結果、人間が自分の意志で動かした関節の動きは、従来の医学教科書に記載されている献体を用いた動きとは異なることをあきらかにした。さらにこれに着目した同研究チームは、20~30名の協力者を募り、過去10年以上にわたって、生きている人間ですべての関節の形態や動きをCTやMRIで撮影し、解析を行ってきたという。 「TEAMLAB BODY(ベータ版)」は、その抽出データを用いて、人体の全身の筋肉・神経・血管・骨・関節をビジュアル化し、他の類似サービスでは実現できなかった、精度の高い骨格の形態や動き、さらには筋肉の収縮なども3Dモーショングラフィックスで表現した。今回、立位静止状態の3Dビジュアルを全面公開するほか、骨のモーション・筋肉のモーション(一部)を公開した。今後は、アップデートを重ねながら、医療現場や医学生、商用・エンターテインメント分野などへの応用やデータのライセンス提供を視野に開発を続けるとのこと。サイトの閲覧にはFlash Player、Unity Web Playerの導入が必要となる。これは、おもしろそうな研究ですね。
文中の3段落目に 『 人間が自分の意志で動かした関節の動きは、従来の医学教科書に記載されている献体を用いた動きとは異なることをあきらかにした。 』 とあります。
み、見てみたい…。p( ̄▽ ̄)q
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ちょっと話は逸れるかもしれませんが、以前、私がブログリンクさせていただいている 『 ACE Chiropractic 』 の松下DCのブログに、『 立位でのX線写真の必要性と重要性 』 という記事が書かれていました。
人間は2足で立って生活をしている訳ですから、言われてみれば当たり前のように思いますが、日本の病院で撮るMRIは、おそらくほとんどが臥位ではないかと思います。
全て立位で撮影したら、これまでとは違った診断や見方が出てくるかもしれません。
これと似たようなことで、先日ふと感じた疑問。
以前、歯医者さんに通っていた事を書きました。
治療の終盤のことです。
『 はい、カチカチしてください 』
おそらく多くの方が聞いたことのあるフレーズだと思います。
噛み合せを調整するためのチェックだそうですが、これに 『 ? 』 と思ったわけです。
通常、食事をする時に仰向けですることなどありません。
なのに何故、噛み合せのチェックをするのに、仰向けなんだろう???
立位と臥位では、顎関節にかかる負荷の方向も違うでしょうし、咬筋などの緊張も違うはず…。
もっと言えば、頚部や頭部との位置関係およびその周辺を支える軟部組織全般に与える影響も違ってくるのでは?
勇気を持って、先生に質問してみました。
すると、私の質問の意味が通じていなかったのか、 「 そういう風になっているから 」 というよく分からないお返事が返ってきました。
MRI同様、噛み合せのチェック(顎関節の調整なども含む)も、仰臥位ではなく起き上がった状態で診たほうがいいような気がするのですが、歯医者さんでは、仰臥位で診なければならない理由があるのでしょうか?
無知ゆえの疑問なのでしょうが、どなたか、ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。