サッカー日本代表がアジアカップで優勝したのは、ほとんどの方がご存知だと思います。
過去にも3回優勝していたらしいですが、今回の優勝は、感動だけでなく、なんだか別のものを感じました。
それは、結束力。
『 なんか変わったなぁ 』 と感じ始めたのは、前回のワールドカップあたりからでしょうか。
私の勝手な思い込みで、もっと以前からもそうだったのかもしれませんが、あのあたりから、チームの一体感と言うか、同じベクトルに向かっている感が強く感じられるようになりました。
ご存知の通り、ギリギリのところで失点し負けてしまう図を、少なからず観てきましたので、少なくとも私は、勝っている試合でも妙な不安を抱きながら観ていたような気がします。
しかし、前回ワールドカップや、今回のアジアカップでは、逆に負けているときも、何かを起こしてくれそうな期待感を持って観ている自分がいました。
何が違うのでしょう。
全員が、同じ方向を向き、同じ目標を達成しようと努力し、献身的に動いた結果が、結束力となり、観ている私たちにも伝わってきたのではないでしょうか。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
先日、ガンステッド・システムを勉強されている、ある先生におもしろい本を紹介していただきました。
読み終えたら、ここでご紹介するつもりですが、ガンステッド・システムに対して、『 骨のズレを矯正する 』 とか 『 ボキボキする 』 などという旧来型のイメージしか持っていなければ、『 なぜガンステッドの先生が、この本を? 』 と思うかもしれません。
ANJのセミナーでアクティベータ・メソッドを学んでいる先生方や、PCRTのセミナー(私は受講していませんが)に参加されている先生方には、ピンと来る内容なのではないかと思います。
あと2章ほどで読み終わりますが、少なくとも私には、これまでの内容だけでも、ガツンガツン響いてくるものがありました。
施術のイメージが広がります。
イメージ的には対極にありそうな、ガンステッド・システムを採用されている先生が紹介してくれた本で、なぜアクティベータ・メソッドを採用している私が感動したのでしょう。
それはおそらく、以下のようなテーマを追求しているからだと思います。
本来のカイロプラクティックの目的は何だったのか?
痛みとは?
人間とは?
私のような田舎カイロプラクターが偉そうに言えた義理ではありませんが、おそらく突き詰めて考えていくと、求めるところは同じような気がします。
同じベクトルを向いているのです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
さて、業界のベクトルはいかがでしょう?
同じフィールドに立ち、同じ目的に向かって、同じ(以上の)努力をしている先生方が少なからずいらっしゃいます。
強引に線引きするのではなく、少なくとも、同じ方向を向き、同じ目標を達成しようと努力し、献身的に動いている仲間をリスペクトし、結束力を高めていかなければ、“ 観客 ” からの同意や感動は得られないような気がするのですがいかがでしょうか。