隔月で出張に伺うAさん宅の、まだ1歳になるかならないかの柴犬 蘭ちゃんのお話。
6月に伺ったときに、Aさんから相談されました。
大まかな内容は以下の通り。
『一ヶ月前に、胸の位置に抱いていて落としてしまい、後足を骨折した。』
『レントゲンで診る限り、骨はくっついているらしいが、足を引きずっている。』
『病院では、原因が分からないので、一生ビッコ引くことになるかもしれないと言われた。』
Aさん自身、すごく責任を感じているようで、この話をしている時の表情はさえないものでした。
私は動物カイロの専門家ではありませんが、もしサブラクセーションが原因なら、可能性があるかもしれないと思い、とりあえず触診をしてみました。
すると、腰椎のある部分に微妙な異常を感じたのです。
人とは違いますので確証があったわけではありませんが、Aさんに、「ちょっと気になるところがあるので、調整してもいいですか?」と尋ねると、「ぜひ」とのお返事。
『レントゲンで診る限り、骨はくっついているらしいが、足を引きずっている。』
『病院では、原因が分からないので、一生ビッコ引くことになるかもしれないと言われた。』
「動かないように支えててください。」とお願いし、そこをアジャストしました。
小さくコキッと音がすると同時に、蘭ちゃんが一声「キャン!!!」と鳴きました。
それから二ヵ月後。
8月に伺ったとき、蘭ちゃんは私を見るなり、オシッコをちびりながら、ちぎれんばかりに尻尾を振って迎えてくれました。
Aさんの奥さん曰く。
「あのあと一週間も経たないうちに、普通に走り回るようになったんです。先生の治療のおかげでしょうか?」
私にもわかりません。
ただ、蘭ちゃんがちびってまで私を迎えてくれたのは、何か意味があるのかもしれません。
蘭ちゃんの話をしている時の、Aさんの嬉しそうな笑顔が最高でした。
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私など、この先生(↓)の足元にも及びませんが、もの言わぬ動物だからこそ、純粋な反応を見せてくれているように感じます。