甘くありません | 大分中央カイロプラクティックセンターのブログ

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先日、ある利用者さんから、ご質問をいただきました。

先生、ワシの知り合いの20歳になる娘さんが、整体を習いたいと言ってるんだけど、最短で覚えるにはどうすればいいかって聞かれたんだ。

どれぐらい見とけばいいんだろう。

先生は、外国に勉強に行ったり、しょっちゅうセミナーに行ったりしてるみたいだから、「 そんなに甘くないと思うぞ 」 とは言ったんだけど、一応聞いてみてくれって言われたんでな。

どうだろう。

正直言いまして、瞬間湯沸かし器のように、頭に血がのぼりました。

そんなに甘い考えの方に、人の体を触って欲しくありません。

私にとって 「 最短で覚える 」 ということは、「 とりあえず、適当に小技だけを身に付けたい。その結果、受けた方にどのような影響を与えるかには関心がない。 」 と言っているように聞こえてしまいます。

無責任極まりない発言だと思うのですが、いかがでしょうか。


ご質問くださった利用者さんに罪はありませんので、できるだけ冷静に、穏やかに。

○○さんもご存知の通り、私は、いまだに勉強してます。

それはね、正しく施術すれば、痛みがなくなったり、病気が治ったりする反面、間違ったことをしたら、逆に痛くなったり、病気になったりする可能性があるからなんです。

人の健康に関わるには、それ相応の責任が求められます。
そのためには、私はいつまで経っても、勉強し続けなければならないと思っています。

○○さんは、数ヶ月、半年で小技を覚えただけの方に、体を任せられますか?

「そりゃ困る。 そうだな、ワシもそう思う。 そのまま伝えるよ。」


足元の景気も今ひとつのうえに、就職難もあり、若い子を食い物にするような 資格商法 が溢れています。

この娘さんも、おそらく悪気があるわけではないのでしょうが、かえってそこが問題なのです。

ぜひ、受ける側の立場に立って、学ぶ姿勢を見つめ直してください。


興味を持ってくれることや仲間が増えることは、非常に嬉しいことなのですが、人の健康に関わるというのは、そんなに甘いものではありません。