腕が激痛の中

病院をはしごし

 

 

徒歩で帰る途中

買い物した荷物を持つのも

耐え難くなり

 

 

次男に電話し

荷物を拾いに

来てほしいと懇願したが…

 

 

 

 

 

 

 

「嫌や」

 

 

 

 

 

 

の一言

 

 

 

「誰や?こんな奴に育てたんは…」

 

 

「まぎれもなく私や…」

 

 

 

自問自答しながら

 

ほんまにことごとく次男には呆れた。

 

 

 

そして長男はというと…

 

寝ている。

 

13時半でも寝てる長男

 

 

受験生とは思えない生活を送っている。

 

 

 

仕方なく

途中地面に何度も

荷物を置いたりしながらしのいで

 

何とか

荷物を持って帰った。

 

 

こういう時に

助けてもらえる人がいないという

この家庭環境を悲観的に痛感する。

 

 

 

帰宅すると…

 

 

 

次男坊は

ソファーに寝転びながらも

タオルケットで

顔を隠していた。

 

 

荷物を持ちに

出向かなかったという

自分の判断を

少し後悔し

申し訳ないと

思っていそうな気配だが

 

 

 

私は次男に同情する余裕もなく

腹を立てていた。

 

 

 

 

今年のお盆休み

 

 

 

結局この日

16時迄寝ていた長男

 

こいつにもことごとく呆れる中

 

 

 

おかんがやってきた。

 

 

私のことが心配で

たこやきと唐揚げを手に

 

 

「大丈夫か?」と。

 

 

そして

私の足をマッサージしようとするおかん

 

 

 

私は

めちゃくちゃ虐待を受けてきて

熱を出したらキレられるという

日常やったけど

 

 

熱が出てキレられた後は

よく足を揉んでくれていたなと

 

 

昔を思い出し

涙ぐむ私。

 

 

おかんも高齢で

人の身体をマッサージするなんて

無理がある。

 

 

すぐさま

「おかん マッサージはいいから

自分の身体いたわってくれ」

と伝え

 

 

おかんはすぐにマッサージをやめた。

 

 

そして

「顔見れてホッとしたわ」と

言い残して

帰って行った。

 

 

この時ばかりは

子より親のありがたみを痛感した私。

 

 

しかし

しかしながら

私が腕を痛めてから

 

 

長男と次男は

洗濯物を干し

洗濯物を取り入れることを

頑張ってくれている。

 

 

最初は

「何で俺が?」と

各々言っていたが

 

 

結局はしてくれている。

 

 

おかん

そして長男 次男

 

結局は

私を助けてくれている。

 

 

そして

この夏を機に思ったこと。

 

 

多分この腕の痛みは

メンタルからだ…

 

 

ストレスが過度にかかったからだ…

 

 

あの手品のBARへ

行った日

とんでもないストレスを

感じていた。

 

 

その翌朝からの

いきなりの激痛…

 

 

 

 

「子どもをどこかに連れて行ってやらないと」

自分を追い立てていたが

 

 

もうその時期は過ぎたということ。

 

 

もっと

自分が本当にしたいことをした方がいい。

 

 

子どもに何かをしてあげようと

思わんでいいやないか…

 

 

自分の為に時間を割こうぜ。

 

 

 

そんなことを

誰かに言われている。

 

 

そんな気がしてならない。

 

 

母子家庭のお母さんは

私みたいに

子どもの為に…と

必死な事が多いと思う。

 

 

 

でも

何より健康が大切で

 

そして

「~してあげなければならない」

というタガを

 

外すことが大事なのではないだろうか…

 

 

 

子供が

「ここに行きたい」と言う場所が

もし手の届く場所ならば

連れていってあげたら良いだろう。

 

 

そして

子が喜ぶ姿を見られたなら最高!

 

 

しかし

どこにも行きたくないという子供をよそに

 

 

無理やり

行くところを定め

 

連れて行き

 

「つまらなかった」

子供に言われた日には

 

 

そのストレスは半端ない。

 

 

 

現在

私の腕は

まだ若干の痛みをひきずっているが

腕を動かせない程ではない。

 

 

 

そして

息子らはというと

楽しくなかったという

手品のBARの影響が

かろうじてあったのか…

 

 

次男までもが

手品のユーチューブを見て

マジックを学んでいる。

 

 

 こうなると

手品のBARが

吉と出たのか凶と出たのか

よくわからんけど

 

 

遠出なんてしなくていい。

 

 

子どもを楽しませようと

必死になりすぎて

自分を追い立ててはいけない。

 

 

 これが


これまで10年

奮闘してきた私が

行きついた答えである。