アマチュア無線で大ブームのモード、FT8等を運用する際に
必要なソフトウェア...今まで自分は元祖"WSJT-X"を用いてきたが
今回、派生し様々な改良が施されている"JTDX"へ乗り換えを行ってみた。
* JTDX公式サイト (開発者: UA3DJY, Igor Chernikov氏)
なお、FT4モード迄対応したソフトウェアで最新版は"JTDX v2.1.0-rc146"...
つまり正式版では無く、Release Candidate(リリース候補版)なので注意する。
インストールやセッティングは、自分より詳しい諸氏が記事にされたり
Web上に易しい英文で説明が有るので割愛する。
WSJT-Xを扱ったなら、然程困る事も無いかと思う。
* インストール後、デスクトップにアイコンが作成されていれば大丈夫。
インストール先フォルダ等はデフォルト。
なお、WSJT-Xのlogファイル等とのリンクはコマンドプロンプトを用いる。
ここではパス先が各々で異なる為、割愛する。
* 公式サイトのUser Guide...このpdfを読むだけで相当知識が得られる。
https://www.release.jtdx.tech/Guides/JTDX_User_Manual_EN_2018_01_08.pdf
JTDXはWSJT-Xと比較して...
・ デコード率が高い.
・ カスタマイズ性に優れている.
・ SWLモード等、受信機能に大幅な利点を有する.
と云われていて、それなりのマシン性能を必要とするが
自分がメインで使用している、大昔のDELL/OPTIPLEX 780シリーズで
快適に動作しているし特に困った事柄は今の所見当たらない。
(但し、自前でCPUやメインボード, HDD等を大幅にカスタマイズしている。)
* インストールやセッティング後、30m FT8を運用中の様子...
比較的スッキリしたGUIのWSJT-Xより細かなセッティング出来る
ボタンが多い...最初は操作に戸惑うだろうが自分の場合2日もかからず慣れた。
* 愛用のIC-7300M 50W & 自作モノバンドフルサイズD.P., JTDXを
用いて30m FT8で英国領フォークランド諸島の"VP8LP"局と交信出来た。
実はなかなか拾って頂けず、別の局を呼んでいたがアンサーバックが
いきなり有ってビックリ...棚からぼた餅状態の交信だった。TNX!!
* Falkland Is.の位置 (Ref. Wiki-Comms)
アルゼンチン沖に浮かぶ島々で英国領。我が国から大体18,000km離れている。
歴史的背景からスペイン語で"マルビナス諸島"とも呼称される。