4月も下旬となり、いよいよ市民ラジオ帯(27MHz)の周波数は
スポラディック E層の反射によるコンディションアップのシーズンだ。
今回、自分が行っている市民ラジオ帯のコンディション把握方法を幾つか紹介したいと思う。
+ アマチュア無線運用/受信
既に市民ラジオを運用されている局の多くは、同時にアマチュア無線も運用されていると思う。
よって、波長の近い21/24/28/50MHzで国内が強烈に開ければ市民ラジオも開けているはずだ。
+ VHF帯航空無線受信
108MHzから割り当ての有る、VOR/DMEのビーコンを受信する方法。
もしこの周波数帯まで開いている場合、アマチュア無線では2mも凄い事になっているだろう。
+ 27MHz帯DSB変調の漁業無線受信
これが最もオススメの方法だ。自分がシャックに居る際写真の様に共通波を聞いている。
この共通波27.524MHzを始め27MHz帯漁業無線局は最大出力1W & 利得の殆ど無い
ホイップ式アンテナを使っている。よって市民ラジオと設備自体はぼぼ変わらない事になる。
強烈なスポラディック E層が発生中の時は相当賑わう。
+ FM放送帯を受信
手持ちのハンディ型やカータイプでも構わないので、放送帯を一通りスキャン。
普段聞こえない遠方放送局が聴こえたなら、市民ラジオ帯はかなりの賑わいだろう。
何れにせよ、こまめなワッチと発生時間帯等を自分なりにデータとして持っておくと良い。
いつも書いている様に、市民ラジオでのスポラディック E層交信は時間との勝負なので
常に簡潔明瞭な交信が肝になって来る。兎に角、経験値を積んで耳と腕を磨くしか無い。