2201話 季節の変わり目に「体調不良」。気象病についての論文から。その1 | 院長の徒然なるままに。

2201話 季節の変わり目に「体調不良」。気象病についての論文から。その1

皆さんこんにちは。

昨日から「院長の徒然なるままに」ブログと

「とうめいAtsugiはりきゅうマッサージ」のブログをリンクさせることにしましたが、

今日は徒然なるままにの方でエントリ書いています。

 

大磯治療院でもそうなのですが、

やはり3,4、5月は特定の患者様数が増えてくるものです。

 

一般の閲覧者様に書いていきますので、かなり大雑把に書いていきますが、

皆さんは「気象病」という病の分類をご存じでしょうか?

 

我が国でも大変古くから医学的に研究されていた領域なんですが、

近頃は「天気病」というような名称でテレビでも取りあげられていますね。

 

今回はとうめいAtsugiはりきゅうマッサージの施設長、

大磯治療院の院長として、論説をもとに取りあげてみようかと思います。

 

最初に、一体いつ頃から気象と病気の関係は言われてきたのか?

というところから。

 

大変古い研究ですが、本邦では昭和17年には始まっているようです。

 

「気象病の研究」増山元三郎:日本温泉気候会誌7(3):147-168

これによると

前線が通過する前には尿量が少なくなって、

尿自体の比重は前線通過後に低くなる、

そして、体温は前線通過前に高くなるのだと・・・。

 

う〜ん、なにやらやはり関連はありそうだと。

 

実際、皆様はいかがでしょう?

まあ、

古傷が疼くとか、

頭痛がするとか、

めまいがするとか

なんとなく憂鬱になるとか、

 

関係ありそうだと感じますよね。

私達施術家も、そんな実感をもって患者様にあたっています。

 

とくにいわゆる季節の変わり目

患者様にはおつらい季節だからこそ、

プロの目線で患者様の訴えにアプローチできる様に

日々勉強しています。

 

さて、

やはり、よくあるのが、交通事故歴(ぶつけられちゃったとか)があって

頚椎捻挫の既往歴がある方、

そして、元々華奢な体型で運動不足、なのに仕事でパソコンのぞきっぱなし。

 

おつらいですよね。

もちろん、いわゆる気象病の範疇に入る方には

お天気が安定すれば、症状が消失することが多いものです。

そういう患者様には私どもは、

「次はいついつご予約ください」という事はありません。

 

だって、気候が安定すれば楽になるのですものね。

そういうものです・・・。

 

ところで、

こういった気象との関わりの「感情への影響」を調査した論文を紹介しましょう。

 

立正大学地球環境科学部の福岡義隆先生の

国際環境協会投稿誌

「気象・季節の感情障害への影響」

地球環境 8(2), 221-228, 2003

 

というものです。

こちらは読み応えのある論文でした。

 

少し長くなりましたので、明日続きをエントリしますね。

 

心して過ごして参りたいと思います。

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ヒポクラテスのことば・・・。

<font size="4"><font color="#0000FF">人生は短く、術のみちは長い。
機会は逸し易く、試みは失敗すること多く、 
判断は難しい。</font></font>
ヒポクラテス全集より。
学び続けようと思います。

よろしくお願いします。
残りの人生最初の日なのですから。

それから、

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