岡崎?どこかで聞いたことがある名前・・・。なんだっけ?
ま、いいか。

電車を降りたのは明鉄岡崎公園前駅です。
目的地は、株式会社まるや八丁味噌です。
名古屋に来て、スーパーの味噌コーナーで、まるや八町味噌ってメーカーをみつけたの。
カクキューは知っているけど、まるやって初耳~。

ホームページを見て、工場見学ができるのを知って、行ってみました。

名鉄「岡崎公園前駅」から歩いて1分。
愛知環状鉄道「中岡崎駅」を超えて、右を見ると看板発見!!
近い!!
まるや八丁味噌工場見学受付
工場見学受付の建物で、受付を済ませると・・・工場見学担当の方が迎えにきてくださいます。
工場は稼動しているので、見学中もリフトなどが通ります。
八丁味噌ってなんで八丁味噌っていうか知ってますか?
八丁味噌は、1337年岡崎城から西へ八丁(約870m)の八丁村でつくられる味噌を八丁味噌って言うんですって!
岡崎市八帖町(旧八丁村)でつくられている八丁味噌はまるやとカクキューの2社だけなんです。
私「ずーっと、愛知県でつくられている赤味噌が八丁味噌だと思ってました。

最初に案内されたのは、味噌蔵です。
時が止まっているようなシーンとした雰囲気。
味噌の香りがする~~。

味噌蔵見学は初めてです。

なっなに!この大きな桶!!6尺あるそうです。
桶の上には、石がピラミッド型!!
しかも、石が大中小隙間なく積み重ねられています。


芸術やわ。


どこみてもキレイに積み上げられてます。
なんと、この石の数500個!3トンです。
この石を積むのも10年以上の熟練した石積み職人さんの手によって積まれています。
地震でもびくともしなかったそうですよ。
江戸時代から続く八丁味噌、作り方は昔ながらの伝統製法でつくられ大豆と塩と水のみで、二夏二冬じっくり寝かせて熟成させる。
桶の中で寝かせている間は人の手は入らないそうです。
工場にある沢山の桶の中には、熟成中の味噌が出番をまっています。
日吉丸石投げの井戸
日吉丸(秀吉の幼少時代)が子供の頃、まるやさんに忍び込んでご飯を勝ってに食べている姿をみつかり、味噌蔵の中を逃げ回っている途中に、井戸の中に味噌石を投げて井戸の中に落ちたと思わせて、逃げたそうです。
頭の回転が早い!日吉丸!

八丁味噌の作り方について
八丁味噌は大豆と塩と水だけでつくられています。
選定された大豆を水で洗い。
↓
大豆に水分を含ませる。
↓
水を切る
↓
大豆を蒸す
↓
大豆を一定温度まで冷やす
↓
蒸した大豆を丸めて、大豆こうじを作る
↓
大豆こうじ完成
この大豆こうじは展示物です。
ここから仕込み作業へすすむそうです。
石積みの石の展示
積石(約60キロ)で、石積の外壁を成す。
中石(約11キロ)で石積を中から支える。
まんじゅう石(約9キロ)でピラミッドのてっぺんで全体のバランスをとり頂点を成す。
NHKの朝の連続ドラマロケにも使われた建物
2006年上半期の純情きらりで使われたそうです。
江戸時代後期からの味噌蔵
この桶の竹タガ、NHKの美術さんが作ったフェイクなものもあったりします。

爆笑。
見学の最後は、試食と売店でのお買い物です。
そうそう、まるやの八丁味噌は関西では見かけませんが、世界20ヶ国以上に「Hatcyo Miso」の商品名で輸出してらっしゃるそうです。
味噌だれの試食
売店
まるやの八丁味噌や赤だしの他にも、お菓子や味噌煮込みうどん、たまり醤油、どて煮・・・色んな味噌商品が所狭しと並んでいました。
八丁味噌は味見できるものもあり、何種類か味見させていただきました。
美味しかったのでお土産を買っちゃいました。
まるやの八丁味噌(粒タイプ)
粒が残ったままの昔ながらの八町味噌で、工場でしか販売されてないそうです。
八丁味噌 三河産大豆と神水仕込み
地元三河産大豆と三河山間部の天然水神水仕込みの年間1桶限定醸造の八丁味噌
1000円以上のお買い上げで、ストラップも頂きました。


工場見学が終わり、通路を通って入口までもどる途中に大桶と積石発見!
桶と石の天日干しかしら?
私より大きな桶だわ。

工場見学のお土産
株式会社まるや八丁味噌のゴールド赤だしをいただきました。
工場見学を案内して下さったお姉さんもとても親切で色々と教えて頂きました。

また、岡崎にくる機会があれば八丁味噌買いに来ようっと。

まるや工場見学について
工場見学の方は、最初に工場見学受付にて受付してください。(団体は予約が必要です。)
見学受付時間 9時から毎時00分と30分に案内。最終案内16時20分(12時から13時はお休み)
詳しくは、株式会社まるや八丁味噌ホームページ をご覧下さい。