きっとこの国で家創りに携わっている人、

 

特に設計や構造計算に従事している人は

 

元日に能登半島を襲った震災後の街の姿を複雑な思いで見ているだろう。

 

29年前に阪神・淡路を襲った地震、

 

8年前に熊本を襲った地震、

 

そして今回の能登半島の地震

 

共通点は「縦揺れ」

 

阪神淡路の地震をきっかけに変わった「耐震基準」

 

この「耐震」という言葉が、家創りの際によく聞くようになったのは

 

このころからだと思う。

 

日本だけじゃなく、世界各国で起こっている大地震

 

その度に「揺れに耐える家」というテーマを家創りの中でどんどん重要視してきました。

 

そして今、「耐震等級3」を一般の家でも当たり前にしていこう…と、この国はしています。

 

だけど、この「大地が縦に揺れる」時に、この基準はどこまで意味を成すんだろう?

 

そもそも人間が持つ知恵と技術は、地球そのものが激変しようとしている時に

 

どこまで対抗できるというのだろう?

 

僕の立場で言葉にしてはいけないことなのかもしれないけど

 

率直な気持ちは、疑問だらけです。

 

 

 

それでも出来ることはしよう

 

考え得る策は講じよう

 

そう思って、今進めている「鶴舞の丘」分譲は

 

「耐震等級3」という基準まで上げた家を創っているという現実。

 

「何を優先しよう」「家創りには何が大切なんだろう」

 

そんなことを考えながらこれから家創りを考えている方には

 

いろんな視点で、このテーマを見つめていくいいきっかけになると思います。

 

是非現地をご覧ください。

 

 

 

現在基礎工事中

 

根切をした後、深い場所にコンクリートを流し込む作業をし、

 

地中の湿気が上がってこない様に防湿シートを敷き詰めます。

 

 

なにより「地鎮祭」で神主さんよりお預かりした「鎮め物」。

 

 

工事中の、そしてこの先に待つこの家の安泰を祈願したお守りを家の真ん中に設置。

 

そして今日から配筋組み

 

まずは外周と「地中梁」の箇所を先にくみ上げています。

 

 

3階建てや、ビルトインガレージなどで壁量が少なくなっている家の基礎では必ず見る風景ですが

 

2階建てだと通常こんなに見ない「梁」の数。

 

 

全ては「揺れに耐える」ための策。

 

出来上がってしまえば見えなくなる場所。

 

そう「耐震」に関わる工夫は全て、出来上がってしまうと見えないモノばかりです。

 

だからこそ、こういう記録が必要になってきます。

 

基礎が出来上がって、家を建てるのは来月20日の予定。

 

あと1か月弱。

 

興味のある方は是非お声掛けください。

 

今しか見ることの出来ないモノをお見せします。

 

by Santa