大和市下鶴間の建築条件付き売地全7区画「鶴舞の丘」

 

いよいよ来週水曜日からD区画の基礎工事着手です。

 

今日はその工事案内で近隣にお住まいの方へのご挨拶から始まりました。

 

 

同時に販売活動も本格的に開始!

 

今どきの不動産屋さんでは大手を除きあまりやらなくなった

 

新聞の折り込みを今日の朝刊でやってみました。

 

 

新聞をとっている人がどんどん少なくなっている昨今

 

不動産広告はほぼポータルサイトを利用してのNET広告が主流になっています。

 

そんな中、敢えての「新聞折込」

 

少しでも多くの人の目に留まってくれればいいと思って入れてみました。

 

 

 

「大災害」から始まった今年

 

住宅の建築、建替え、購入などを考えている方は否が応でも「地震対策」を気にしてしまうでしょう。

 

「耐震」「制振」「免振」など揺れに「耐える」とか「制御する」とか「逃がす」とか

 

その考え方はいろいろだけど、今回のような「縦揺れ」に対しての対策は未だ十分ではないのが現状なんです。

 

今までは学校や公共施設などでの基準になっていた「耐震等級3」というレベルを

 

今後は一般住宅でも基準にしようとしている国は、

 

この「縦揺れ」に対しての現実をあまり言葉にはしないですが…

 

「能登半島地震」はこの人知の無力さを思い知らされた災害なのかもしれません。

 

どんどん新しい技術や工夫を取り入れていく今の建築業界の流れを軽視しているわけではありません。

 

現実を現実として受け止めたうえで、何が出来るのか、

 

どういう家創りをするのが住まう人にとって「安心」に繋がるのかを

 

もっと深く突き詰めていかなければと、改めて考えています。

 

 

 

自分は「人知」から生み出される技術に頼るより前に、

 

まずはその土地の歴史にもつながる「地盤」を見る事が何より大事なんだと思っています。

 

今回の「鶴舞の丘」

 

この地は歴史的に見ても「地盤の安定」という点においては面白い物語を持っている場所なんです。

 

それは次回書くとして、まずはその「安定」を可視化するために

 

2つ種類の「地盤調査」を行いました。

 

ひとつは「表面波探査法」。レイリー波探査法とも言われます。

 

詳しくはサイトをご覧ください

 

表面波探査法とは | 表面波探査法による住宅地盤調査のビイック株式会社 (vic-ltd.co.jp)

 

 

 

この調査では、この土地に木造住宅を建てる目的範囲で言えば、

 

改良などを行わなくても充分耐え得る地耐力が確認できました。

 

いわゆる「安定地盤」となります。

 

ただ、この調査方法はその名の通り地面を揺らしたことによって出来る「波」を

 

データで読み取って地盤の状況を判断する方法なので、具体的に地中内に入り込んで確認したわけではないんです。

 

その「入り込む」方法が、当社がいつもやっている「スゥエーデン式サウンディング調査」

 

別名「SS」とかって呼ばれている「標準貫入

 

同じ土地で、それも既に「改良なし」の判定が出ている土地で

 

2種類の調査を行うというのは、ほとんど実例がないんですが、

 

今回はいろんな意味を含んで行ってみました。

 

結果、どちらの調査でも正真正銘の「安定地盤」という事がわかりました。

 

 

 

この「鶴舞の丘」では、この安定地盤の上にかつ「耐震等級3」で建築します。

 

それでもこの地球そのものが変動する「地震」には敵わないかもしれない。

 

正直自分は(これ言葉にすると建築に関わるものとしては失格かもしれないけど)

 

そもそも大地の変動に「敵う」と思って対抗している時点で

 

人間は愚かだなあ…とも思っています。

 

それでも「安心」を得るためにいろんな見地から考え、対処することは大切なことです。

 

この「情報化社会」の中で見えてくる一つの特徴に、

 

「自分にとって都合のいい情報を答えとする」という姿が見えてきます。

 

その情報の多くは人間社会が創り出したもので、

 

いろんな損得が絡み合って発信されているものが多く、

 

その背景には制度や補助金、保証というものがくっついているものが多い気がします。

 

いわゆる昔からそこにある「大地」や「自然」や「歴史」は全く見ていない。

 

自分はそういう「絶対的な現実」を前提にした上でのものづくりをしていきたいと考えています。

 

僕らは大きな球体の上で生かされている「共同体」なんです。

 

球体、いわゆるこの地球は人間の都合で存在しているものではない。

 

その「絶対的な現実」から目を背けつづけて、この100年間はあるような気がしています。

 

これから100年後を真剣に考えるなら、今までの100年間、目を背け続けた現実を反省し

 

物事の捉え方から変えていかなければいけない境界線に

 

僕らは立っているんです。

 

 

…おっとびっくり

 

「鶴舞の丘」は「地盤」という面から見ても文句なくいい場所ですよ!

 

という単純な話が、どんどん大きくなっていってしまいましたガーン

 

でもまあ、これはいつも考えていることではあります。

 

 

さて「鶴舞の丘」、来週17日から基礎工事入っていきます。

 

興味のある方は是非チェックしてみてください。

 

by Santa