思えば、毎年「梅始め」はこの場所のこの木

 

 

今年も可愛らしさの中にも力強さを添えたこの姿を見せてくれました。

 

場所は鎌倉建長寺、その奥、半僧坊へ続く石畳の脇にあります。

 

 

「上品」とか「高潔」という梅の花ことばのなかの一つに「忍耐」という言葉があります。

 

年明け間もない寒風が吹く中、耐えて耐えて…そうして耐えてきた後、凛とした姿を見せてくれる。

 

そんな背景が、この花に力強さを感じる理由なんでしょう。

 

 

 

「おいしいおうち(創喜)」を立ち上げて以来13年間、ご祈祷をお願いしているのがここ半僧坊さま。

 

 

表面にある建長寺の荘厳さとは違い、ひっそりとした空気の中、

 

ただただ階段を上がっていった先にそこはあります。

 

その日は空一面を厚い雲が覆っていたので、見えないと思っていた富士の山が

 

うっすらと、少しだけその襟足あたりを見せてくれていました。

 

 

この3年、コロナ禍の関係もありご祈祷の行事をされていなかったことも多く

 

年始から少しずれたところでお参りすることが多くなりました。

 

今年も15日まではご祈祷の行事はなし。

 

その期間が開けて18日に、ようやく上ってこれました。

 

そして、これで、僕が毎年土地初めでやっておきたいことが全てやり遂げたことになります。

 

さて!

 

「今年も1年、自分が関わる全ての人が笑顔で過ごすことが出来ますように…」

 

by Santa