「路線価 全国平均3年連続上昇」とかって記事を見て、あ~今年もあと半分だなって思います。
「路線価」って大抵7月から8月にかけて公表されるものだから…
こんな「路線価 上昇」とかって記事が出ると、
一般の方は「景気が良くなっているのかな」とか思いがちだけど、
実際はそれほど「景気」とは直接つながらないものです。
そんな「路線価」って言葉を、先月末からよく耳にするようになっています。
それが「国有地(普通財産)の払い下げ」の業務に関わっちゃったから‥‥(・_・;)
森友学園のニュースで飛び交った、あの動きです。
今、建築の相談を受けている方がいて、
その方の土地がいわゆる「所有者不明」の土地に面しています。
ずいぶん前から、その土地の所有者が誰なのか、お施主さんは気になっていたらしく
買い取れるなら買い取りたいって考えていたけど、誰に聞いてもわからない土地でした。
そんな折、息子さんと2世帯住宅に建て替える話が出てきて、
その建築をお施主さんが頼んだのが某大手ハウスメーカーなんだけど
ハウスメーカーの営業はそんな事はわからないし、調べる術も知らないわけで・・・。
その土地の「宅地造成」の設計依頼が某ハウスメーカーからうちに来たのがきっかけで
僕が首を突っ込んでしまいました。
まずは市役所に行き聞き取り調査をして、市の管理地じゃない事を確認。
そしたら「国有地」というわけになるから、次が「関東財務局」
場所を特定して話をしても財務局の記録にも載っていない・・・・??
そこで調べていくのが「旧公図」と呼ばれるもの。
明治時代にまでさかのぼった土地の権利関係が記されている公図の事です。
今の「所有権」という権利のおおもとが始まったのは「地租改正」の明治6年になります。
その時代に「区分」されたことを現したのがこの「公図」です。
今回の土地は、この時代まで遡ってみて初めて「財務局」管理の土地だという事がわかりました。
そう…「関東財務局」の記録の中にも漏れていた土地だったんです。
買い取りたいけど今まで所有者がわからなかったものがわかっちゃったから
ここからは具体的な手続きに入ります。
じゃあいくらで?
この基準になる価格が「路線価」なんです。
国有地の払い下げの場合は、その規定として「路線価の半額」というのが一つの目安。
この他にも場合によっては違う「モノサシ」を当てはめられることもあるけど
まずは「路線価」です。
そして今までの経緯とか、いろんな調査を経て、
またその何割、ってところまで価格が下がってきます。
買いたいって思っている方にはとてもお買得なんだけど
その手続きが、恐ろしく大変なんです。
ここに書いてある書類やら調査やら近隣承諾など、全部そろえていかなければいけないんです。
それをこれからやっていきます。
これも僕の仕事(;^_^A
これって不動産屋さんでもほとんど知らないレアな世界。
それこそ設計会社も知らないし、建築会社なんてほとんどチンプンカンプンな世界でしょう。
それでも知っとくと、こういうケースではお客さんの役に立てるんです。
「おいしいおうち」って、変な窓口だから
いろんな声がかかってきて、その度にいろんな経験をいっぱいさせてもらいます。
ありがたい・・・って事にしておきましょう(;^_^A
by Santa
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