当たり前のように、この話題が今日の新聞の一番になります。


「増税延期、衆院解散」


個人的には「消費税増税」は必須路線だと思っていました。


日銀が量的緩和に踏み切った時点で、


これは世の中がどう転んでも、世論がどう逆らっても、


圧倒的なネタを日銀が用意したな・・・って思っていました。


それが、GDPの数値発表から一気に急展開です。


さてさて・・・この先の空気はどう変わっていくんでしょう??




「月々給与が50万入ってくる家族が、毎月100万使っているとどうなるか?」


なんて表現で今の日本を表現していた漫画がありました。


まさしくその通りだとだと僕は思っています。


こんなわかりやすい説明でも、「日本」っていう「国」の話になるとよくわからなくなるんです。


何よりも、僕が以前から不思議に思っている事実として


この国の義務教育の中でのカリキュラムに「お金」に関わるテーマが何一つない。


だから「税金」とか「GDP」とか「借金」とかって言うテーマで「国」が議論していても、


その詳細を知った上で、ホントの意味で危機感を感じる人が


ほとんどいない国(家庭)が出来上がってる・・・というのが、


今のこの日本っていう「国」という「家族」の実態なんだと思っています。




不動産に関わる仕事をしているので、


その生業からお客さんに「年収」をお尋ねすることがあります。


そんな会話の中「源泉徴収」という言葉すら知らない方が時々いらっしゃいます。


「課税証明」って言葉になると半数以上の方がピンと来ていないでしょう。


「給与」から「税金など」差し引かれている金額があることは知っていても


それがどういう種類のお金なのかを正確に知っている方にお会いしたことは


残念ながら、ありません。


いいとか悪いとかではなく、これが事実です。


確定申告をご自分でされている方は、「言葉」くらいは聞いたことがある程度で、


そのお金が何に使われているのか、


どういう意味があるのかまできちんと理解している人もいらっしゃらないでしょう。


特にサラリーマンの方、公務員の方は「年末調整」という仕組みがあるので


「国」が定めた「税務など」の仕組みは組織側が全部やってくれます。


だからその実態を知ろうともしないという現実が


昔からこの国は当たり前のように根付いているんです。




ここ数年話題になっている「消費税」は日常の言葉だから、


みんな身近に感じて騒いでいるけど、そもそも「税金」ってなに?っていう


根本的な知識が未熟なまま社会に出るような仕組みを作っているこの国で


「税」に関して「国民の真を問う」とかって言って大上段に正論を掲げられても


ホントの意味をわかって「議論」出来る人が少ない土壌を


戦後の教育制度から既に「国」側が上手く「仕組みづくり」しているんだから、


政治家の立場にたったら、こんな操作の簡単な国はないと思います。





「衆院解散」の意味は、その操作の中の一コマに過ぎないんだと思っています。





「月々給与が50万入ってくる家族が、毎月100万使っているとどうなるか?」



今回の話題を「国」と考えないで「自分の家族」考えれば、



少しは見方が変わってくるように思います。





自分の家族は自分で守るしかないんです。



「増税延期」をどう捉えるか?



少なくとも僕は喜んでいる場合ではないと思っています。




ここ10年以上、


「どんな状況になっても、しばらくはこれは出来ない」と確信を持っていた


住宅ローンの変動金利基準値の上昇。


ひょっとしたら現実的に上がってくるかもしれない・・・って気がしています。




by Santa





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