NTTドコモ(携帯電話会社)
Dさんは、12.3年前、NTTドコモの通信料を滞納してしまい、強制解約となりました。
当時、延滞料金は10万円くらいだったのですが、そのまま支払いができず、放置した状態となっていたのです。
機種代金は支払い済みでだったので、CICの信用情報にも載らず
当時からau(KDDI)を使っていたので支障なく過ごせていました。
機種変更をしようとしたら・・・
ところが、機種変更して乗り換えようとしたところ
残債があるのでと言われ、審査に通らなかったのです。
携帯会社は、連携しているので、他社の延滞分も分かるからです。
Dさんは、「支払おう」と思い、ドコモショップに行ったのですが
通信料金は遅延損害金が付加されて40数万になっていた
のです。
とても支払える金額ではないと思い、時効援用を依頼された
訳です。
時効援用対応
ショップに行った時に、当時使っていた電話番号を聞いていらっしゃいましたので、スムーズに時効援用手続きができました。
回線番号と契約当時の住所を併記してNTTドコモに代理人として
時効援用の内容証明を発送しました。
結果は時効援用成功で、無事解決しました。
NTTドコモでは「時効処理は済んでいて、債権はない状態になっています」との回答を得たのです。
ドコモの場合の注意
※ドコモの場合、当時の電話番号だけではなく、延滞の時期が確認できないと、時効援用の相手先が確定できません。
2012年(平成24年)7月以降の債権は、NTTファイナンスに譲渡されているからです。
その場合でも機種代金(端末)の未納は、ドコモとしてCICに延滞情報が載っているのですが
時効援用が成功すると、NTTファイナンスからドコモへ通知が行くので
(システム連携しています)CICの情報は残債なしとして更新されます。
電話番号と延滞年の確認の際の注意!
※なお、注意していただきたいのは、電話番号と延滞年の確認は
ドコモに限らず、「ショップでのみ」で行っていただいた方がいいです。
「料金センター」で確認すると「債務の承認」になってしまいます。
CICの信用情報が取得できた方は、問題ないのですが、電話番号不明の方は注意されてください。
補足
いずれにしろ、完済するか時効の援用をしない限り、機種代金の未納があれば、永久に延滞情報が残ります。
❶延滞から5年以上経過している。
❷裁判はされていない
という方で、気になる方は、専門家に相談された方が良いでしょう。
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