Yさんから、「時効援用をしたいんですが・・」ということで、相談をお受けしました。
Yさんによると、「数日前、突然”ティー・オー・エム”から委託を受けた
と言う人から、自宅訪問された」という話でした。
ただ、Yさんの話には、自宅訪問に至るまでの経緯があるのです。
Yさんは、数年前から”ティー・オー・エム”からの文書を受け取っていました。
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しかし、Yさんは「こんな会社知らないし、架空請求だろう」と放っておいたのです。
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ところが、それからしばらくしてYさんに裁判所から訴状が届きました。
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「こんな会社知らない」と思っていたYさんですが、ともかく裁判だからと考え「口頭弁論期日」に出廷しました。
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ところが、”ティー・オー・エム”は裁判所に来なかった!
つまり原告不出席だった訳です。
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裁判官は「原告が出廷しないので、裁判は終わります」と言ったので、Yさんはこれで終わったのだと思い込んでいました。
ただ、この時の裁判は取り消しになっただけで、負債そのものがなくなった訳ではなかったのです。
それから数年して、Yさんの元には、またティー・オー・エムからの督促状が届くようになりました。
でも、事情がわからないYさんは「もう、裁判も終わっているのに」と思い、いつも文書を廃棄していました。
裁判が取り消しになっただけでは、借金は消滅しないのですが・・。
何度もティー・オー・エムからの督促状が届いた後、今度は「自宅訪問」されたことになります。
訪問した会社は、「ティー・アンド・エス」でも同様に行っている
ネットコミュニケーションズ(株)という会社になります。
通知配達担当者が自宅にきて、「ティー・オー・エム」に直接電話するように迫ったそうです。
しかし、Yさんは、「そんな会社知らないから」と言って応じませんでした。
Yさんの携帯電話番号も聞き出そうとしたそうですが、教えなかったそうです。
それで、「これは何とかしないといけない」と思い、時効援用の依頼をされることになった訳です。
知らない会社からの請求書であっても、転々譲渡されて
”ティー・オー・エム” ”ティー・アンド・エス” ”シーエスジー”などの
現在債権者から請求が届くことがあります。
また、会社分割・合併等により、その後債権が違う社名から届くこともあります。
架空請求だと、決めつけずに、必ず中身を確認し、「そういえばこの会社から借りたかも知れない」と思ったら、ご相談ください。
Yさんは「内容証明作成プラン」ご希望だったので、「時効援用通知書」をティー・オー・エムに送付し、無事解決しました。
この頃、ティー・オーエムへの時効援用相談は多くなっています。
請求書送付・自宅訪問・訴訟と積極的に債権回収を図っているようです。
「昔の借金で請求され、困っている」という方は、ご相談ください。
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