今回、
「時効の援用」で相談に見えたFさんは、20代はじめの方。
時効の援用で依頼を受ける中でも、非常に若い方となります。
そんなFさん。
「16歳のころ、ソフトバンクと契約していて途中で支払えず
そのままになっているんです。
今、ちゃんと就職していて、収入もあるのに、クレジットカードも作れないし、一生このままでは困るなあと思って。
自分の信用状態がまったくわからないって不安で、どうしようと思って相談に来ました」
と話されます。
※16歳だと、未成年契約になりますが、
保護者の同意書を出せば携帯の契約ができるようです。
当時の携帯番号もまったく覚えてないということで、
代理人として時効援用に先立ち、
「債権調査」をソフトバンクに発送しました
ところが、ソフトバンクからの回答は
1.「任意整理・個人再生以外の債権調査には一切応じられない旨」2.「契約者情報ご提供のお願いとして 電話番号等の記入がなければ、名寄せしても特定ができない案件も存在します。」
との回答がきたのです
通常、
時効援用代理で依頼を受け、
債権調査依頼に
「旧住所・旧氏名・生年月日」
を最新のものと併記して発送すれば、一般債権者なら、ほぼ回答がきます。
しかしソフトバンクからの
「債権調査に応じられない」との回答には苦慮しましたが、
当時の保護者情報等、ご本人からお聞きしたさまざまな情報を付記して、「時効の援用」内容証明を発送いたしました
結果は「時効の中断時由なし」で「時効援用は成功」
当時使っていたソフトバンクの電話番号についても会社側から
確認が取れましたので、CICの情報もとれることになります。
信用情報回復までには、数年かかるかも知れませんが
「本当ですか?成功なんですね。良かった。ありがとうございます。」
とFさんもとても喜んでいらっしゃいました。
なお、
同時期に「ソフトバンクへの時効援用」の依頼を受けたNさん
(この方は携帯番号の確認済みでCICの情報取得)
についても確認を取ったところ、「時効処理済みでCICに申請している」との回答を得ることができました
いずれ、
クレジットを使えるようになった時にも、
無理のない範囲での利用で、
生活を送っていってもらえればと思っています。
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