慣れないお金を手にして浮かれている子ども、

「自分のお金で買い物できるの楽しい~!

あんな物も、こんな物も買える~!」

親の気持ちはモヤモヤ、ザワザワ…


お金の教育で子育て応援!
お金の家庭教育アドバイザー、
ファイナンシャルプランナー 大石千絵です。

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「あれ買って~」とねだられて、

その都度買っている時は、

買うのに相応しいものかどうかの判断を

おうちの方がしています。



でも、子どもが自分のお金を持つと、

親が買って欲しくないものも買いはじめます。




たとえば、子どもの健康に大変気を使っていて、

食品添加物など極力避けたいと思っていたとします。



「みんなが行ってる駄菓子屋に行きたいから、

お金をちょうだい」と言われても、

「駄菓子なんてダメよ」と、お金を渡さないでしょう。



こづかいを持った子どもが駄菓子屋に行き、

駄菓子を買って食べていたら、どうしますか?


雷 「なにやってるの~むかっ

と、やりがちですが、

頭ごなしに怒りはじめるのは得策とはいえません。



お金の使い方のトレーニングをするために、

こづかいを渡していますから、

効果的なトレーニングにしないとね。



気持ちを落ち着けて、まずは事実確認。

「駄菓子屋でお菓子を買ったの?」

ここで詰問口調はいけません。


その場でお子さんのココロのシャッターが

ガラガラと閉じますよ~。


あくまで淡々と、

「楽しかった?」などど気持ちも聞いてください。



話しているうちに

意外な事が分かるかもしれません。


「みんなが行くから一度行ってみたいと思ってたけど、

駄菓子ってあんまり美味しくなかったよ」とかね。

話しやすい雰囲気を作らなければ、
本音は聞けません。


怒られるのがイヤで、
「お金を落として無くなった」などと
ウソをつくようになる事もあるでしょう。


どうしても嫌なことならば、
自分の気持ちをメッセージとして伝えてください。


メッセージには
You(ユー:あなた)メッセージと
Ⅰ(アイ:私)メッセージの
2種類があります。



Youメッセージは主語があなた。
「(あなたは)駄菓子屋に行っちゃだめじゃない」

Ⅰメッセージは主語がわたし。
「(私は)健康のことを考えると、
駄菓子屋に行ってほしくないわ」


「行ってほしくない」という
気持ちが素直に伝わるのはどちらでしょう。

Ⅰメッセージですね。


Youメッセージは否定的なニュアンスに
なりがちな特徴があり、
非難されているようにも受け取れます。

そうなると、もうその人の言うことは聞きたくなくなります。



こづかいを材料に、いい親子関係を築いてくださいね。