総勢10人の珍道中。私は先入りして日本で待ち受け。グループのリーダーはアリ会長!

心配した成田での乗り継ぎも無事完了。
ようやく、6年来の念願だった仙台に到着します。
機窓から見えたオイスカがやっている海岸林再生の現場。
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その広大さに、タイでマングローブ植林をやって来たカヤイさんも驚いていました。
オイスカという、いちNGOのスケールを越え、国家的なプロジェクトだと感じるものです。
これを民間からの支援でやり抜き、成功しているということの凄さ!同じことをやって来た者同士、タイ人でもしっかりと感じ取りました。
 
仲間との感動の再会もそこそこに、現場へ。
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たった一軒残った我が家を今も保存し、訪れる人に伝え続けている再生の会の会長、鈴木さんのお宅。
流された一階部分が当時の凄まじさを今も伝えています。
 
当時の話を聞き、それ以来続けてきた活動について聞き、後やることはひとつ。
身体を使って協力すること!
私たちはそのために来たんです!
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80を過ぎたおじいちゃんだって、アリ会長だって、やります!
苗床の草取りをみんなで淡々とやります。
 
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担当者Yはほんとに嬉しそう。タイグループの訪問を心から待っていてくれました。
巨大プロジェクトを頑張っている彼や、彼の仲間たちを激励するのも、今回の訪問の大きな目的の一つ。
2年前、この地を訪問したときにも今回の訪問を相談していました。
2年前の記事は下。

http://ameblo.jp/oiscathai/entry-12076793910.html

 

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寒〜い現場で説明を受け、再び草取り。
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とにかくこのプロジェクトは、タイのように簡単には植えさせてはくれないんです。
素人が植えて失敗するなら、ちゃんとはじめからプロに植えてもらいます。でも素人には素人にしかできない丁寧に根気よくやらなければならない仕事をしてもらう。これはプロに頼むことができません。でもとっても大事な仕事。
 
タイでは、参加者の意識を変えること、気づきを得てもらうことを植林以上に大事に考えています。作業はそのプロセスに過ぎません。
この名取のプロジェクトは、そんな甘いことは言いません。ちゃんと最初から来る前に自分で意識づけをして、理解した上で参加してもらいます。だから本当の仕事をさせるのです。
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担当者のYは、プロジェクトはタイから学んだといいます。私は、このプロジェクトから全く違ったボランティア参加の形を学びました。
どちらがいいというのではなく、それぞれに目的とするものが違えばやり方も違います。けれど、マングローブ植林を長年やって来たカヤイさんも、スリンの営林署の所長だったチャチャワンさんも、たくさんのプロジェクトを担当してきたヤットも、参加したタイ人のみんなが、このプロジェクトから多くを学び、刺激を受け、勇気をもらったことと思います。
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そして2011年の3月、まさにタイで植林ボランティアに来ているときに津波の被害を受けたオイスカ宮城県支部の皆さん。
いつかこちらから訪問を、という思いがようやく叶いました。
あれ以来、毎年タイにご支援頂いています。
 
タイからとっても遠いけど、いろんなご縁で心が近い東北。
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この寄付者のプレートの並びに、次はオイスカタイが並びますよ〜!
 
頑張ろう、海岸林再生!
 
日本紀行、次回に続く。